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ヘタフェ、監督の首を賭けたバレンシア戦に3-0勝利…4戦連続ベンチの久保建英は85分から出場

27日のラ・リーガ第25節、ヘタフェは本拠地コリセウム・アルフォンソ・ペレスでのバレンシア戦を3-0で制した。MF久保建英は4試合連続でベンチスタートとなり、85分から出場を果たしている。

ここ5試合の成績は1分4敗。冬に獲得した久保とアレニャーを先発で起用しても、2人をベンチに置いて以前のメンバーで戦っても結果が出ないヘタフェは、このバレンシアとの一戦に敗れれば、ボルダラス監督の解任が決まる状況だ。渦中のヘタフェ指揮官は、4試合連続で久保とアレニャーをベンチスタートとして、以前から在籍する選手たちに自身の首を賭けている。

前半は、どちらも低調なパフォーマンスによって均衡した展開となる。より良いパフォーマンスを見せていたのはヘタフェだったが決定機を生み出すまでには至らず、一方のバレンシアは攻撃の糸口すら見つけられないといった様子だった。こういった手堅い状況でスコアを動かすのは、やはりゴラッソだった。39分、ヘタフェが先制点を獲得。ゴールまで30メートルはあろうかという距離から、アランバリがバウンドするボールを右足で叩くと、強烈な勢いのボールがGKシレッセンの横飛びもむなしく枠の右に突き刺さっている。

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リードを得て試合を折り返したヘタフェは50分、マクシモビッチを倒したディアカビの一発退場で数的にも優位に立つ。そうして追加点を獲得したのは、56分のことだった。GKソリアのフィードをマクシモビッチが頭で前へと送り、これを拾ったハイメ・マタがシレッセンの股を抜くシュートでネットを揺らした。

2点をリードしたヘタフェはその後、10人バレンシアの攻撃を軽くいなしながら、速攻から3点目を狙う。ボルダラス監督は85分に3〜5枚目の交代カードを切り、ここで久保とアレニャーを投入。すると88分、左サイドの展開からペナルティーエリア内のアレニャーが右足ボレーを突き刺して、さらに点差を広げた。アレニャーはヘタフェ加入後初得点。

ヘタフェはその後、左サイドのグラウンダーのクロスから、ファーにフリーで詰めた久保が右足でシュートを放つ場面があったが、これはシレッセンのセーブのに遭う。結局、久保は結果を残せなかったものの、チームは磐石の勝利でボルダラス監督の首をつなげている。

6試合ぶりに勝利を収めたヘタフェは、勝ち点を27として暫定で14位に浮上。降格圏との勝ち点差は6となっている。

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