20220907_Hiroshima_Kawamura(C)Getty images

後半AT川村拓夢弾でサンフレッチェ広島がセレッソ大阪に劇的逆転勝利! 天皇杯準決勝で京都サンガF.C.と対戦へ

天皇杯JFA第102回全日本サッカー選手権大会では7日、準々決勝のセレッソ大阪vsサンフレッチェ広島、京都サンガF.C.vs東京ヴェルディが行われ、準決勝のカードが決定した。

ラウンド16で名古屋グランパスを破ったC大阪とザスパクサツ群馬を順当に下した広島が激突。消化試合数にバラつきがあるものの今季J1で上位争いを繰り広げてきたチーム同士の対戦では、40分にアダム・タガートが為田大貴の浮き球のパスに頭で合わせてC大阪が先制する。

試合はそのままのスコアで終盤まで推移したが、ビハインドが続いた広島が意地を見せた。86分、ボックス手前中央の塩谷司からのパスを左で受けた柏好文が中央にカットインして右足でシュートを放ち、同点弾を決め切る。

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そして後半AT、高い強度のプレスでボールを奪取した森島司が右サイドを侵攻。精度の高いクロスが挙げられると途中出場していたボックス内の川村拓夢が頭で合わせて逆転弾をマークした。

これにより、1-2のスコアで広島が逆転して試合が終了。広島にとっては森保一監督(現日本代表)が率いた2015年以来の4強進出となっている。

他会場では、ラウンド16でジュビロ磐田を相手に下克上を起こした東京Vは京都と対戦した。しかし、試合では21分にメンデスからの縦パスを受けたパウリーニョが爆発力を見せてボックス内に侵攻。そのまま右足でネットを揺らして京都が先制した。

反撃に出る東京Vが結果に直結させられずにいると、後半序盤の53分にはパウリーニョが加点。ボックス左から右足のシュートで点差を広げた。

終了間際の90分にはボックス内での混戦から谷口栄斗が押し込んで東京Vが1点を返したものの、試合は京都がリードを保ったまま2-1で終了。京都にとっては準優勝した2011年以来となる準決勝に駒を進めている。

なお、準決勝は10月5日に開催予定。勝利した広島と京都が決勝進出をかけて激突する。

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