チェルシーの共同オーナーを務めるトッド・ベーリー氏は、チケット転売サイトへの関与がプレミアリーグ規則に違反していないと判断された。
2022年にチェルシーを買収した実業家のベーリー氏。一方で、イギリス在住以外のファンが同国内でのコンサートやスポーツイベントのチケットを購入可能できるアメリカのウェブサイト「Vivid Seats」の取締役を務めている。しかし、プレミアリーグ側は「Vivid Seats」を「無許可のチケットウェブサイト」と認識しており、ファンに対して「利用には細心の注意を払うように」と呼びかけていた。同サイト上では、転売業者がチケットを正規価格より釣り上げて出品することが可能であり、12日にスタンフォード・ブリッジで行われるチェルシー対マンチェスター・シティ戦は248ドル(約4万6000円)から販売されている。
ベーリー氏の「Vivid Seats」への関与が昨年2月に初めて報じられると、サポーター団体チェルシー・サポーターズ・トラスト(CST)が「ベーリー氏とVivid Seatsの関係が『信頼の裏切り』と感じており、利益相反になっている可能性があると疑っている」と発表するなど物議を醸していた。
しかし『The Athletic』によると、プレミアリーグ側は調査の結果としてベーリー氏の「Vivid Seats」への関与は規則違反に当たらないと判断。懲戒処分を行う予定はないという。
だが、CSTの広報は10日に「ベーリー氏のVivid Seatsへの関与は容認できない。プレミアリーグは規則違反ではないと言うかもしれないが、それでは本質を見誤っている。この状況はサポーターがはっきりと認識しており、信頼できないと感じるシステムの欠陥を露呈している。サポーターが転売プラットフォームで数百ポンドの高額チケットを購入させられている状況で、クラブの会長が、たとえ間接的であっても、そのような市場に関与することが適切かどうか疑問に思うのは当然である。これは信頼を損ない、転売撲滅に向けた取り組みを阻害し、システムがサポーターのために機能していないという不満をさらに高めるものだ」と発表。ベーリー氏を非難している。
