バレンシア戦で一発退場となったユヴェントスのFWクリスティアーノ・ロナウドの判定について、イタリア紙『トゥット・スポルト』が20日、猛烈に批判している。
ユヴェントスは19日、チャンピオンズリーグ(CL)のグループH第1節でバレンシアと対戦。敵地ながら2-0で試合を制した。しかしこの一戦の29分、この試合がユヴェントスの選手としてCLデビューとなったC・ロナウドが小競り合いからレッドカードを受けて一発退場に。この判定に、選手は信じられない様子で座り込み、涙を流しながらピッチを後にした。
イタリア紙は、「ドイツ人には悪いが、クリスティアーノ・ロナウドに捧げる」との見出しで特集記事を組み、フェリックス・ブリッヒ主審およびマルコ・フリッツ副審による不可解な判定を嘆いた。「ヨーロッパのカップ戦の判定はもう少し良くなるものとの幻想を抱いていた」と不満を示している。「ドイツ人のブリッヒ&フリッツはスキャンダラスな2人組だ。無遠慮にもロナウドを退場させ、桁外れに大きな汚点をつけた」と続け、「まさにサッカーへ対する侮辱だ」と断罪した。
また試合終了間際にバレンシアに与えられたPKについても疑問視し、「試合終了1分前にブリッヒが作り出したバレンシアのPKには、さらにイライラさせられる」と指摘。「だが凄まじき(ヴォイチェフ)シュチェスニーがドイツ人のスキャンダラスな決定をすべて一掃した」と綴り、ユーヴェGKがゴールを守り抜いたことに安堵した。主審については、「彼の試合の進行はあまりに恥ずべきであり、UEFAから追放するべきだ」と主張。「審判団のミスを庇い、知らぬふりをする者がいるが、壁を打ち破るべきだ」として、VARの導入を訴えた。
一方でC・ロナウドの退場、さらにはサミ・ケディラおよびドウグラス・コスタの負傷退場という事態にも関わらず、ユヴェントスが勝利を収めたことについて、「CR7に捧げるべき偉業だ」と称えている。
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