20210710_Keita Endo_Union Berlin(C)Getty Images

遠藤渓太、ウニオン唯一の左ウィンガーながら起用されない理由…独誌が今季のシステムを分析

ブンデスリーガ1部ウニオン・ベルリン率いるウルス・フィッシャー監督は、何故MF遠藤渓太を起用しないのだろうか。ドイツ誌『キッカー』によれば、その理由は監督が今季から採用し続けるシステムにあるという。

現在23歳の遠藤は昨夏に横浜F・マリノスからのレンタルでウニオンに加入し、海外1シーズン目は公式戦17試合に出場(先発は5試合)して1得点を記録。だが、夏には買い取りオプションが行使され完全移籍移行となったものの、今季ベンチ入り果たしたのはDFBポカール1回戦のみで、出場機会は得られていない。さらに同選手は先日、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)の登録メンバーから外れたことが明らかになっている。

『キッカー』は同じくECLのメンバーに含まれなかったバスティアン・オチプカ(左SB)やリック・ファン・ドロンゲレン(CB)、アンソニー・ウジャ(センターFW)、現メンバー唯一の左ウィンガーの遠藤と2人の右ウィンガーのうち1人であるパヴェウ・ヴショウェクの状況を分析。後者の2人については、フィッシャー監督が今季使い続ける3-5-2フォーメーションではサイドにウィングバックが置かれ、現時点より攻撃的なウィンガータイプが起用されていないことを指摘した。

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さらに記事曰く、同監督は「安定性と継続性にこだわる」とのこと。そのため、遠藤とヴショウェクは「非常に辛抱強くいなければならないだろう」と予想し、出場機会が見込めない時間がしばらく続くとした。

なお新加入の原口元気が主にトップ下でプレーするウニオンは今季これまでの公式戦は3勝3分けと負けなし。指揮官がウィンガーを起用するシステムに切り替えるのは当分先のこととなるかもしれない。

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