2021-02-24-hannover-haraguchi(C)Getty Images

原口元気「ハノーファー離れる理由はそれだけ」…クラブ名は挙げないもののブンデス1部復帰示唆

23日にブンデスリーガ2部の全日程が終了し、ハノーファーの原口元気が自身のSNSで今季限りでの退団を発表。この日、クラブの公式チャンネルにも登場し、自身の今後についても触れた。

ハノーファーは、今シーズン終了で契約が満了となる原口含む選手4名が退団。原口はクラブ広報部スタッフとドイツ語でのトークに応じ、「今でも、もうすでに恋しく思うほどハノーファーでは特別な時間を過ごさせてもらいました。ここでは家族のように感じ、別れをとても辛く感じます」と胸中を語っている。

18年夏にハノーファーに加わった背番号10だが、「ここでの最も美しい思い出は?」を問われると「選ぶのは難しいですね。たくさんの良い思い出がありますから……。自分にとって、毎日が本当に美しかったです」と返答。特に同胞の「室屋成を恋しく思うことになるか」との質問には「いいえ(笑)」と冗談を交えながら返答。「彼とは今後、代表でも一緒にプレーすることがあるので。チームメイト、スタッフを恋しく思うでしょう。彼らと一緒に仕事ができたことを幸せに思います」と続けた。

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原口は今季9ゴール7アシストと活躍。その要因に関して「(ケナン・コジャク)監督ですね。常にサポートしてくれました。それがあったからこそ、自分のパフォーマンスに集中でき、それが最大の要因と考えます」と振り向いている。また、コロナ禍により直接サポーターへの別れの挨拶ができない状況には「ファンとともに戦うことができなく、とても残念。今日も彼らに別れを告げられないことは心残りです」と話していた。

一方、今月9日に30歳の誕生日を迎えた日本代表MFは自身の今後についても言及。具体的なクラブ名は明かさなかったものの「僕はまたブンデスリーガでプレーしたいと考えています。ハノーファーを離れる理由はそれだけです」と強調し、こう続けた。

「この3年間、常に自分たちにとって簡単だったとは言えませんけど、個人的には充実した毎日でした。ここではたくさんの良い友達を見つけることができ、本当にここでの日々を楽しむことができましたし、ハノーファーを必ず恋しく思うでしょう。しかし、これもサッカーです。誰もが知る通り、サッカーではそういうことがあります。ハノーファー96の成功を祈ります。みんな健康でいてください。再開することを楽しみにしています」

なお、以前にはイタリアやスペインからの興味が報じられ、ドイツ国内からはシャルケやデュッセルドルフのほか、ケルン、フランクフルト行きの可能性が取りざたされていた原口。最近では『ビルト』がウニオン・ベルリンと交渉中と報じていたところだ。

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