フランクフルトは直近リーグ戦10試合で8勝2分けと絶好調。アディ・ヒュッター監督は20日のバイエルン・ミュンヘン戦に向けたリモート会見で、快進撃の要因の一つと見られるトップ下2人の同時起用について語った。
今シーズン第11節までは敗戦こそ2試合と少なかったものの、勝利も2試合と限られ、9位と順位が上がらなかったフランクフルト。昨年12月の3-3で引き分けたブンデスリーガ第12節ボルシア・メンヒェングラットバッハ戦以降は無敗が続き、この2カ月間2度の4連勝を記録している。
第14節レヴァークーゼン戦(2-1)からは長谷部誠をジブリル・ソウとともに中盤に配置したこともチームパフォーマンスの安定化につながったと見られる一方で、ドイツメディアの記者は攻撃においてのアミン・ユネスと鎌田大地の役割に注目。バイエルン戦前の会見ではボルシアMG戦以来採用し続けている“ダブル10番”フォーメーションのプレーへのインパクト、現在、当初そこに配置していたアイメン・バルコクではなく鎌田をユネスと組ませるようになった理由についての質問が飛んだ。
ヒュッター監督はそれらについて「(相手攻撃に対して)中央がオープン過ぎたこともあった」と指摘すると、「サッカーをプレーする局面ではダイチ・カマダに少し頼り過ぎていた部分もあり、こうすることによってプレーの幅を広げることができた」とも言及。このように続けている。
「アミン・ユネスは我々の前方へのプレーでは絶対的なキープレーヤーだと考える。一対一が力強く、人数有利な状況をつくれる。これに関してダイチ・カマダは、アイメン・バルコクとの競争で一歩先に立っている。最近とても優れたパフォーマンスを見せているからだ」
「バルコクは若い選手なだけに調子の波があり、それは普通のことだ。チームが良いプレーをしていれば、入り込むのが難しいことだってあり得る。ただ、彼は良い練習をしており、それが一番大事なことだ」
また、ヒュッター監督は会見ではここ6試合で2ゴール8アシストをマークしているフィリップ・コスティッチの好調を喜びつつ、ほかのアタッカーたちへの満足感も口に。「我々に良い攻撃があること、読み難くい相手となっていることを嬉しく思う。ダイチ・カマダ、アミン・ユネス、アンドレ・シウバ、エリック・ドゥルムと脅威を与えられる選手が複数いるからね」と話していた。
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