ユヴェントスのバンディエラで元会長でもあるジャンピエロ・ボニペルティ氏が心不全により92歳で死去した。ボニペルティ氏の親族が18日、発表した。
ボニペルティ氏は1946年、ユヴェントスに入団すると現役引退を迎える1961年までキャリアを通じてユヴェントス一筋で忠誠を尽くした。ジョン・チャールズ氏やオマール・シボリとともに史上最強と謳われたトリデンテを組み、5度のスクデット獲得のほか、コッパ・イタリアで2度の優勝を飾った。セリエAでは通算443試合に出場し178ゴールを記録。アレッサンドロ・デル・ピエロ氏に抜かれるまでユヴェントスにおいて最多出場記録を保持していた。
現役引退後もクラブのフロントに入り、ユーヴェで活躍を続けたボニペルティ氏。1971年にはクラブ会長の座にも就き、その体制下では、チャンピオンズリーグの前身ヨーロピアン・チャンピオンズ・クラブズ・カップやUEFAスーパーカップ、UEFAカップウィナーズカップなど国際大会も制した。1990年に会長の座を辞した後は、1990年イタリア・ワールドカップで代表チームの責任者を務めている。その後、ユヴェントスに復帰し、CEOや名誉会長にも就任した。また、ユーヴェにデル・ピエロやガエターノ・シレアらを引き抜いた人物としても知られる。
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近年はサッカー界から引退して隠居生活を送っており、7月4日には93歳の誕生日を迎える予定だったが、18日の深夜、心不全によりこの世を去った。
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