Ferran TorresGetty Images

バルセロナ、チャビはフェラン・トーレスを来季戦力に数えている模様…現在の売却候補はアンス・ファティか

バルセロナは今夏、FWアンス・ファティを売却するのかもしれない。スペイン『マルカ』が報じている。

今夏の移籍市場で補強を実現するために、選手を売却する必要があるバルセロナ。売却候補にはFWハフィーニャ、FWアンス・ファティ、FWフェラン・トーレスなどの名が挙げられている。

ハフィーニャについてはプレミアリーグの複数クラブが興味を持ち、高額な移籍金を用意しているとも報じられている。が、『マルカ』によれば、現時点ではただの噂にとどまっているとのこと。その一方でフェラン・トーレスについて、バルセロナは現在のところ同選手を市場に出す考えがないという。チャビ・エルナンデス監督が戦力に数えているようだ。

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チャビ監督にとってフェラン・トーレスは、バルセロナ指揮官就任後、クラブが最初に獲得した選手だ。チャビ監督は今季調子が出なかったフェラン・トーレスに今なお信頼を寄せ続けており、来季より良いパフォーマンスを見せてくれることを確信している様子。また今季に関しては、MFセルヒオ・ブスケツ、MFガビ、MFペドリ、MFフレンキー・デ・ヨングの中盤4枚を同時起用する試合が多く、そのためコンスタントに出場機会を与えられなかったという認識のようだ。

チャビ監督がフェラン・トーレスを戦力に数えていることで、クラブは現在のところアンス・ファティ売却に傾いている模様。アンス・ファティもハフィーニャ同様に高額な移籍金での売却が見込め、なおかつ下部組織出身のために移籍金を支払い獲得したハフィーニャやフェラン・トーレスのような減価償却費が存在しない。

『マルカ』はバルセロナがアンス・ファティを売却する場合には、今季レンタル先のオサスナで活躍したFWアブデ・エザルズリが後釜を務めることになるとの見解を示す。バルセロナはアブデのほか、アトレティコ・マドリーMFヤニック・カラスコを移籍金1900万ユーロで獲得できる権利も有しているが、ラ・リーガの“40%ルール(一選手の売却収入の40%しか補強に回すことができない)”によって同額の支払いは現実的ではないとみられている。

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