Felix Atletico Madrid 2020Getty

アトレティコ、CL準々決勝で敗退!2-1で勝利したドイツの新鋭RBライプツィヒが準決勝PSG戦へ

13日のチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝、ジョゼ・アルヴァラーデでのRBライプツィヒ対アトレティコ・マドリーは2-1でRBライプツィヒが勝利を果たした。

1度目の悲劇を味わった舞台であり、今季決勝の舞台でもあるベンフィカ本拠地ダ・ルスからわずか数キロの場所にあるスポルティング本拠地ジョゼ・アルヴァラーデで、3度目の正直となるCL優勝へ再び歩み始めることになったシメオネ・アトレティコ。その対戦相手は、今季から主将を務めるコケのトップチームデビュー日となる2009年5月19日にレッドブルに買収されて以降、急激な成長を見せるRBライプツィヒだ。

序盤はヴェルナー退団により使用システムが不透明となったRBライプツィヒがペースを握る。ナーゲルスマン監督は攻撃時3-3-3-1、守備時4-2-3-1となるシステムでアトレティコを困惑させ、ゴールへと迫っていった。4分にはヒメネスがクリアし損なったボールからハルステンベルクがボレーを放ったが、これは枠外へ飛んでいる。

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しかしアトレティコは素早くRBライプツィヒのプレーに適応して、持ち前の堅守を発揮。攻撃では相手のシステム可変の起点となるサイドを執拗に突いた。すると13分、左サイドを突破したロディの横パスから、ペナルティーエリア内左に入り込んだカラスコがシュートまで持ち込む。しかし、これはGKグラーチのセーブに遭った。

試合は時間が経つに連れて、徐々に停滞していく。ボールを保持したのは細かい機能性を持つRBライプツィヒだったが、ラ・リーガで高い技術の選手たちと対戦してきたアトレティコは余裕を持ってそれに対応。それでもアディショナルタイム2分、CKからウパメカノにヘディングシュートを放たれるも、ボールはGKオブラクの正面に飛んでいる。

0-0で迎えた後半も、RBライプツィヒがボールを保持し、アトレティコが堅守速攻からゴールを狙う状況は変わらず。すると49分、RBライプツィヒが細かいパス回しから、ついにアトレティコの守備を打ち破ることに成功した。中央でのコンビネーションからザビッツァーがペナルティーエリア内右に入り込み、その折り返しをダニ・オルモが頭で押し込んだ。

ビハインドを負ったシメオネ監督は58分に交代カードを切り、エクトル・エレーラとの交代でジョアン・フェリックスを投入。右サイドハーフだったコケをサウールとともに2ボランチに並べ、ジエゴ・コスタと2トップを組んでいたM・ジョレンテを右サイドハーフに配し、そしてJ・フェリックスを2トップの一角とした。

するとアトレティコは、ついにピッチに登場したJ・フェリックスが躍動。ドリブル突破など、俗に言う「違いを生み出すプレー」を何度も見せてRBライプツィヒの守備をかき回すと、70分に見事結果を残した。ワン・ツーからペナルティーエリア内に侵入すると、クロスターマンに倒されてPKを奪取。自らがキッカーを務め、冷静に同点弾となるシュートを叩き込んだ。スコアをタイに戻したシメオネ監督は、D・コスタとの交代でモラタをピッチに立たせている。

アトレティコはその後、猛攻を仕掛けて逆転を狙ったが、前のめりになった姿勢が裏目に出てしまった……。88分、ロングボールからトリッピアーの裏をアンヘリーノに抜け出され、その折り返しからアダムスにGKオブラクを破られた。アトレティコは後半アディショナルタイム、CKでオブラクも上がるなど最後の攻勢を仕掛けたものの、結局、再び同点に追いつくこともかなわず試合終了のホイッスルを迎えた。前評判を覆したRBライプツィヒは、準決勝でパリ・サンジェルマンと対戦する。

■試合結果

RBライプツィヒ 2-1 アトレティコ・マドリー

■得点者

RBライプツィヒ:ダニ・オルモ(49分)、アダムス(88分)

アトレティコ・マドリー:ジョアン・フェリックス(70分PK)

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