元ブラジル代表DFルシオが、カタール・ワールドカップ(W杯)への期待を語った。
現役時代にインテルやバイエルン・ミュンヘンなどで活躍したルシオは、クラブキャリアで4度のブンデスリーガやインテルでの3冠(セリエA、コッパ・イタリア、チャンピオンズリーグ)などを獲得。105キャップを記録したブラジル代表では、2002年に開催された日韓W杯で世界王者となった。
そのルシオが『Goal』でカタールW杯について語った。2022年の冬にカタールで開催される祭典に向けては、既に会場の8つのスタジアムのうち4つが開場。そのほかのスタジアム開発なども順調に進んでいる。
SCさらに、8つのスタジアムは近い位置となっており、大会中の会場移動の際にも大きな負担がかからないようになっている。ルシオは過去の経験から、大会のコンパクトさは選手にとって非常に有益なことだと話した。
「日本と韓国で開催されたワールドカップでは移動の際に少し疲れが懸念された。でもブラジル代表は良い計画に基づいてチームづくりを進めたから、試合やトレーニングセッションの合間に適切な休養をとることができたんだ」
「2022年のカタール大会では、ホテルやスタジアム、トレーニングセンターがいずれも近い距離にある。これは選手にとっての疲労軽減につながるし、どんなチームにとっても後押しとなるだろうね。とはいえ、大会を制するには質の高い強力なチームでなければならない。このことが優勝チームを決定づけることにはならないだろうけどね」
ルシオが過去に所属したバイエルンは、カタールで定期的なキャンプを実施している。ルシオは、施設に慣れているバイエルン勢の経験はプラスになると考えている。
「バイエルン勢はカタールの施設を理解しているから有利だね。でも、すべてはピッチ上でのパフォーマンスが決定づける。僕がバイエルンに所属していた時から、あのクラブはカタールやUAEでプレシーズンを過ごすことが多かった。決定的ではないけど、経験がない選手よりも有利だよね」
Gettyまたルシオは、ホスト国のカタール代表について以下のように話した。
「ホスト国は他の国よりも自信を持って大会に臨むことができる。カタールも自国開催を利点としたいと考えているはずだ。ホームでプレーできるから、良い結果を残したいと思っているだろうね。ホスト国ということもあって大きな期待を集めるだろう」
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