現地時間26日、イタリア・セリエAは第18節が行われ、3位インテルはホームのジュゼッペ・メアッツァに2位ナポリを迎えた。
2位と3位の直接対決だが、両者の勝ち点差は「8」とかなり開きがある状態での上位対決。さらに主力の一角であるラジャ・ナインゴランへの活動禁止処分が発表されるなど、不穏な空気の流れるインテルに対し、リーグ4連勝と波に乗るナポリに分があると思われていた。
しかし、キックオフからいきなりマウロ・イカルディがロングシュートを狙い、先制のジャブを見舞う。これはもちろん入りはしないが、枠は捉えられており、驚きのプレーに早くもホームサポーターが歓声を上げた。
その後は互いに相手の様子を窺うような拮抗した展開となる中、徐々にナポリが自分たちの形を出し始めた22分、マレク・ハムシクがボルハ・バレーロとの接触プレーで右のもも裏を痛め、交代を要請。急遽、ニコラ・マクシモヴィッチとの負傷交代を余儀なくされた。
これでリズムの狂ったナポリに対し、インテルは31分、左CKのこぼれ球をジョアン・マリオがボレーで叩き、DFに当たってこぼれたボールをイヴァン・ペリシッチがボレーで合わせてネットを揺らす。しかし、これはオフサイドによりノーゴール。
39分には、マッテオ・ポリターノの右クロスを、ゴール前に飛び込んできたJ・マリオがヘディング。しかし、フリーで捉えたヘディングはGKアレックス・メレトの正面に飛んでしまう。43分にはバレーロの右クロスをゴール前で受けたイカルディがGKをかわすも、シュートは打てず。互いに無得点のまま試合を折り返した。
後半は前半よりも互いにリスクを冒して攻める場面が目立つようになるものの、最後のところの精度が低く、シュートチャンスにつながらない。インテルは64分にバレーロを下げてマティアス・ベシーノを投入。69分にはそのベシーノが絡んで決定機を作り出すが、ペリシッチの折り返しはイカルディの前でカリドゥ・クリバリがかろうじて防いだ。
71分、ナポリはアルカディウシュ・ミリクに代えてドリース・メルテンスを投入。インテルも74分にペリシッチを下げてケイタ・バルデを投入する。78分にはマリオ・ルイに代えてファウジ・グラムを投入し交代枠を使い切ったナポリに、まさかのアクシデントが起きたのはそのわずか2分後だった。
80分、ユニフォームを引っ張ったとしてクリバリにイエローカードが提示されると、これを不満に感じたクリバリが主審に対して拍手で応戦。侮辱と受け取った主審はすかさず2枚目を提示し、残り10分で守備の要が退場してしまう。
こうなると、ホームのインテルはリスクを冒して攻めのカードを切る。J・マリオに代えてラウタロ・マルティネスを投入。しかし、先に決定機を掴んだのはナポリだった。
89分、メルテンスのクロスをGKサミル・ハンダノヴィッチが飛び出してはじき、こぼれ球をインシーニェが押し込む。これもハンダノヴィッチが防いだが、ゴール前で20が押し込む。しかし、これをハンダノヴィッチの後ろにいたアサモアが素晴らしいブロックで跳ね返し、絶体絶命のピンチを救う。
すると今度はインテルに決定機。90分、ケイタの左サイドからの折り返しをニアサイドのベシーノがスルーし、ゴール前で押し込んだのはラウタロ・マルティネス。土壇場のゴールで均衡を破ったインテルが、残り少ない時間を守り切り、2位ナポリとの勝ち点差を5に縮めている。なお、終了間際にはナポリのインシーニェにもレッドカードが提示されており、ナポリにとっては非常に後味の悪い一戦となってしまった。
■試合結果
インテル 1-0 ナポリ
■得点者
インテル:ラウタロ・マルティネス(90+1分)
▶セリエA観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
【DAZN関連記事】
● DAZN(ダゾーン)を使うなら必ず知っておきたい9つのポイント
● DAZN(ダゾーン)に登録・視聴する方法とは?加入・契約の仕方をまとめてみた
● DAZNの番組表は?サッカーの放送予定やスケジュールを紹介
● DAZNでJリーグの放送を視聴する5つのメリットとは?
● 野球、F1、バスケも楽しみたい!DAZN×他スポーツ視聴の“トリセツ”はこちら ※提携サイト:Sporting Newsへ
