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鹿島アントラーズ

鹿島アントラーズ、来場者限定のVR動画配信を実施…新たな観戦スタイルの第一歩に

13:45 JST 2017/09/13
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鹿島アントラーズは明治安田生命J1リーグ第25節の大宮アルディージャ戦のイベントとして、クラブ史上初となるスタジアム限定でのVR動画の配信を実施した。

9月9日、鹿島アントラーズは明治安田生命J1リーグ第25節、大宮アルディージャ戦でオフィシャルスポンサーイベント「mercari day」を開催した。多くのイベントが催された中で、クラブ史上初となる360度VR(仮想現実)動画の配信が実施された。

VR動画は「ANTLERS Wi-Fi(スタジアム無料Wi-Fi)」に接続時のみアクセス可能な「ANTLERS Wi-Fi PORTAL」内で配信され、スタジアム来場者限定で視聴が可能。当日の来場者20,000名にプレゼントされたVRキットを使用して「ANTLERS Wi-Fi PORTAL」に接続すると、選手が乗車しているバスの中やロッカールーム、ウォーミングアップ中など普段は見ることができない貴重な映像を視聴することができた。

今回のVR動画の配信は7月22日に運用をスタートさせた県立カシマサッカースタジアムの「高密度Wi-Fi」化に伴う新たな施策の一環だ。「ANTLERS Wi-Fi PORTAL」ではVR動画のほかにも、選手インタビューや解説などの動画配信、スタジアムグルメ情報やDAZNの無料配信などさまざまなコンテンツが提供されている。

VR動画へのサポーターの反応は上々だ。実際に視聴した加藤由里子さんと清水るりさんは「選手をより近くに感じることができた」と普段は見られない映像に興奮気味。また、堀田安佐さんと中井友香子さんは「愛知から来ているので、なかなかこういうシーンは見られない」とスタジアム限定での新たなサッカー観戦の楽しみ方に口元を緩めていた。

「ANTLERS Wi-Fi」の導入から約2カ月弱。まだまだ成長途上ながらも来場者の約20%が利用するなど着実に利用者数を伸ばしている。同クラブ事業部マーケティンググループ・事業戦略チーフの土倉幸司氏は「まずポータルの基本コンテンツに加えて今回のVR配信活用などANTLERS Wi-Fiが定着してきました」と新たなデジタルサービスを提供するプラットフォームへ期待を寄せる。

さらに「ANTLERS Wi-Fi」利用者を拡大するために、今後はサッカーミュージアムやスタジアムツアー、スタジアム自主事業にも活用の場を広げていくという。土倉氏は今後のビジョンを次のように話す。

「お客様の体験価値向上を目指したサービス企画とパートナーとのアクティビティへの活用、の二軸でさらにサービスレイヤーを積み上げていきます。今回のメルカリ事例は、その両方の観点を併せ持つ企画です」


メルカリ社とのスポンサー契約締結発表は4月7日。その日から約5カ月、前例のないイベントの実現までにはさまざまな苦労があったという。

「過去に例のないイベントを進めていく難しさはありました。今回のVR動画の視聴とVRキットの組み立てはファン・サポーターの目線に立ち、試合日にどのような問題や不都合が発生するかを実際にアントラーズの職員が体験して、問題点を一つ一つ潰していきました。私たちスタッフは選手たちが絶対勝ってくれると信じています。ですので、全力を尽くして戦っている選手たちのためにも、スタジアムを訪れて頂いたサポーターの方々の満足度を全力で高めていきたい」(事業部セールスグループ・大澤隆徳氏)

苦労の末に踏み出した大きな第一歩。Jリーグが中心となり推進されているスマートスタジアム化とクラブの尽力によって、サッカーの観戦スタイルにも新たな形が生まれようとしている。

●取材・文:Goal編集部 

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