ブンデスリーガ第7節が6日に行われ、首位のドルトムントはホームにアウクスブルクを迎えた。香川真司はケガで欠場している。
ミッドウィークにチャンピオンズリーグを戦ったドルトムントはパコ・アルカセル、マフムード・ダフード、ウカシュ・ピシュチェクなどがベンチスタートとなった。右サイドのジェイドン・サンチョの仕掛けを中心にチャンスを作り、14分にはマルコ・ロイスが折り返しをフリーで狙う。しかし、右足のシュートは枠を捉えられず、決定機を逃す。
すると22分、セットプレーからアウクスブルクが先制する。左サイドからのFKを得ると、フィリップ・マックスが左足で中央へと送り込む。中央で一瞬ルーズとなったボールに素早く反応したのはアルフレッド・フィンボガソン。左足でGKロマン・ビュルキの股間を抜き、先制点を奪う。
後半までアウクスブルクのタイトな守備が続き、ドルトムントの選手たちは苛立ちを溜めていく。それでも59分にパコ・アルカセルが投入されると、3分後にいきなり結果を残す。中盤でアクセル・ヴィツェルが拾うと、右サイドのサンチョへスルーパス。これをダイレクトで折り返すと、中でフリーのパコ・アルカセルが流し込み、同点弾を挙げる。アルカセルはドルトムントで出場した公式戦4試合でいずれもゴールを記録している。
同点となったことで、試合はよりオープンに。両チームにチャンスが訪れながら、決めきれない時間が続く。その展開に終止符を打ったのはアウクスブルク。71分、右サイドからのクロスがファーまで流れると、マックスが左足で押し込み、再びリードを奪う。
なんとか追いつきたいドルトムントはマリオ・ゲッツェを投入すると、直後にスコアが動く。80分、ラファエル・ゲレイロがFKからロブパスで壁を越すと、合わせたのはパコ・アルカセル。ゴール右からの角度のないところからニアサイドを抜き、再び試合はタイスコアに。
さらに84分には、右サイドからハキミのパスに斜めに動き出したゲッツェがキーパーとの1対1を制し、ついにドルトムントがリードを奪う。しかし、試合はこのままでは終らない。87分、マックスのコーナーキックにグレゴリッシュが合わせ、3-3に。
最後の最後にドラマが待っていた。アディショナルタイム、FKを得たドルトムント。キッカーは絶好調パコ・アルカセル。ゴール右から狙ったシュートは壁の上を超えてゴール右へ吸い込まれ、決勝点となった。ドルトムントは開幕からの無敗を続け、大きな勝ち点3を獲得している。
■試合結果
ドルトムント 4-3 アウクスブルク
■得点者
ドルトムント:パコ・アルカセル(62分、80分、90+6分)、ゲッツェ(84分)
アウクスブルク:フィンボガソン(22分)、マックス(71分)、グレゴリッシュ(87分)
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