酒井高徳が感じる2部の戦いの違いは?「確かに慣れるために何試合か必要だったが…」

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(C)Getty Images
独紙『ビルト』のインタビューに応じた酒井。キャプテンシーの返上や日本代表からの引退についても言及。

ハンブルガーSV(HSV)に所属する元日本代表DF酒井高徳はU-21日本代表MF伊藤達哉らとともに、ブンデスリーガ2部でのシーズンを過ごしている。ドイツ紙『ビルト』のインタビューで、2部での戦いの難しさや自身の目標などについて語った。

名門HSVは昨季、クラブ史上初の2部行きが決定。残留を決断しクラブとの契約延長に至った酒井だが、今シーズンは公式戦すべてとなる15試合に先発出場と不動のレギュラーを張っている。シーズン序盤は2部でのサッカーへの順応に苦しむ様子のSBはハネス・ヴォルフ新監督を迎えたここ数試合でようやく自身のプレーにおいて攻守のバランスを見つけ、安定したプレーを見せるようになった。

「確かに最初、このリーグに慣れるために何試合か必要でした。(1部に比べて2部の)サッカーは違いますし、明確にアグレッシブだと思います。競り合いもずっと多いです。でも、今は2部のリズムをつかめたかと思います。チーム全体と同様にね」

「なぜ2部に馴染むのに苦しんだか」についてはこのように返した。

「日本代表とのワールドカップ(W杯)が終わってからの休みの期間が長く、チームトレーニングに入ったのも遅かったです。日本では個人トレーニングをたくさんしていましたけど、シーズンがスタートしたときにはそういったところが不足していました」

ブンデスリーガでは日本人として初めてキャプテンを務めていた酒井は夏にはキャプテンマークを返上している。

「最初はキャプテンマークを巻いていないことにちょっとばかり違和感を覚えました。でも今はプレッシャーが少し減ったのもあり、少し楽になった部分もあるかもしれませんね。ただ、僕はそれでもリーダーの1人として助けになれればと考えています。若手にとって、主将じゃなくなったことで話しかけやすくなったかもしれませんし」

酒井はW杯後、代表からの引退を表明。インタビューでは「代表監督にもう一度声を掛けられた場合、その決断を考え直すこともあるのだろうか?」とも問われている。

「(連絡があれば)自分の決断をもう一度説明します。どうしても戻ってほしいと求められたら、もちろん僕は国を助けるでしょう。ただ、最後はあまりプレーしていなかったし、もう移動もしたくなかったので。完全にHSVに集中する方が僕にとってより重要かと。昇格するために良いフィットネス状態でいたいです。それが僕の目標です」

「1部復帰は日本代表とのW杯参加より優先的に考える?」との質問には次のように返答した。

「現時点、そういうことになりますね。キャリアにおいて何をやり遂げたいのかと自分に問いかけました。僕は27歳で、まだタイトルを獲得していません。だから僕にとって、HSVとともに2部を優勝することが大きな目標となります。2位や入れ替えプレーオフを通じての昇格ではなく、そのタイトルを獲得したいです」

先月クリスティアン・ティッツ監督が解任となったHSVはその後任にヴォルフ氏を招へいしてから3連勝と調子が安定。先日に行われた第13節ではエルツゲビルゲ・アウエを3-1で下し、7試合ぶりに首位の座を奪還。酒井が目標に掲げるようにHSVはこのまま2部の“マイスター”としての1シーズンでの1部復帰に突き進むのだろうか。

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