“超現実主義”のフランスに満身創痍のクロアチアが挑む…勝負は最初の15分間か【W杯決勝プレビュー】

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(C)Getty Images
フランスとクロアチア。世界最高の祭典を締めくくる決勝戦で、勝利の女神はどちらに微笑むのだろうか。

いよいよ、ロシア・ワールドカップはフィナーレを迎える。最後の戦いを彩るのは、20年前の母国開催大会以来の優勝をねらうフランスと、同大会の準決勝でそのフランスに敗れたクロアチアだ。

今大会のフランスは、“超現実主義”だ。決勝トーナメント1回戦のアルゼンチン戦、そして準決勝ベルギー戦では相手が60%以上のポゼッションを記録したが、明らかに相手にボール支配をさせていた。

特にベルギー戦は顕著だった。セットプレーから51分に先制後、FWオリヴィエ・ジルーを含め全員が自陣に撤退。スペースを消し、強固なブロックを敷いて相手を窒息させた。ただ引くだけでなく、アントワーヌ・グリーズマンやキリアン・ムバッペという運ぶドリブルをさせては世界屈指の2人を存分にいかしたカウンターを見せ、1-0という最少スコアながら、危なげなく結果を手にしたと言ってもいいだろう。

イギリスで最も有名な記者の1人であるマイケル・コックス氏は、「まるでアトレティコ・マドリーを見ているよう」と評していたが、これはディディエ・デシャン監督にとって最高の褒め言葉だろう。ラファエル・ヴァラン、サムエル・ユムティティのCBコンビは大会屈指であり、ヌゴロ・カンテは言うまでもなく世界最高のディフェンシブMFだ。一度先制してしまえば、彼らから得点を挙げることは至難の業だろう。

シュルレアリスム発祥の地は(ここでの意味は違うが)、あくまで結果にこだわってプレーするはずだ。決勝でも打ち合うのではなく、固い試合運びを見せるだろう。

■満身創痍のクロアチア、勝負のポイントは…

対するクロアチアは、ここまで屈強なメンタリティを見せて、3試合連続で120分以上の戦いを制してきた。

ノックアウトラウンドに入ってからは、ルカ・モドリッチやイヴァン・ラキティッチらが中盤を支配し、全試合でポゼッションで上回ってきた。ファイナルサードに侵入する機会は多く、フランス戦でもボールを握って試合を進めようとするはずだ。

しかし、やはり疲労が懸念される。3試合連続で延長を戦ったということは、フランスより1試合分多くプレーしていることになる。準決勝のイングランド戦では、大会最長の走行距離を記録していたモドリッチ(約63km:準決勝終了時点)ですら膝に手を置き、マリオ・マンジュキッチやイヴァン・ストリニッチらは筋肉系のトラブルを抱えるなど、満身創痍の状態だ。

また、決勝T全試合で相手に先制を許している点も不安材料だ。フランスは先制すれば確実に引いて守るため、こうなってしまえばいくら中盤を支配しても、得点に結びつけることは難しい。

やはり先制点が試合のカギを握ることになるだろう。長期戦に持ち込まれれば苦しくなるため、クロアチアにとっては最初の15分間が勝負になる。

世界各国の大手メディアや記者の予想通り、フランスにアドバンテージがあると言えるだろう。それでも、何が起こるかわからないのがフットボールだ。約1カ月続いた世界最高の祭典を締めくくる決勝戦で、勝利の女神はどちらに微笑むのだろうか。

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