15日のロシアW杯決勝でフランスとクロアチアが対戦する。直近3大会の決勝はすべて延長にもつれ込んでいるが、今回は果たして90分で決着がつくのだろうか。
W杯は、2002年の日韓大会でブラジルがドイツを90分で下したのを最後に、2006年のドイツ大会からはすべて90分で決着がついていない。ドイツW杯ではイタリアとフランスが120分を戦うも、同点のままPKに。結果、イタリアがフランスを破り、24年ぶりの優勝を成し遂げた。
2010年の南アフリカ大会はスペインとオランダが激突。スコアレスで迎えた延長後半にアンドレス・イニエスタが決勝ゴール。スペインが悲願の初優勝を手にしたことは記憶に新しい。2014年のブラジルW杯は、ドイツとアルゼンチンが対戦。こちらも2010年大会同様、スコアレスのまま迎えた延長後半にマリオ・ゲッツェが値千金の一撃。ドイツが4度目の優勝を達成した。
今大会は1998年以来2度目の優勝を目指すフランスと、史上初のファイナルに駒を進めたクロアチアのヨーロッパ勢の顔合わせに。フランスは決勝トーナメントすべてを90分で終えているのに対し、クロアチアはすべてのゲームで延長を含めた120分を戦っている。数字で言えば、クロアチアが1試合分を多く戦っている計算になる。
体力的な消耗度で言えば、フランスはクロアチアより有利であることは事実。しかし、仮に90分で決着がつかなかった場合、延長の戦い方を熟知しているのはクロアチアと言える。さらに、クロアチアはラウンド16のデンマーク戦、ラウンド8のロシア戦でいずれもPKを経験しており、PK戦までもつれ込んだ場合も、クロアチア有利との見方もできる。
PKを経験していないフランスが決勝という大舞台の重圧のなかで対応することができるのか。2006年大会での嫌な経験もあるだけに、90分で決着をつけたいはず。一方のクロアチアも、体力的な面を考慮すれば90分で勝負を決めたい。
ファイナリストの両者がどんな戦いで臨むのか、注目が集まる。
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