2017-11-29-sakai(C)Goal

「永嗣さんのゴールには…」酒井宏樹、仏での日本人初対決でアシストを選択した理由とは?

マルセイユDF酒井宏樹は、29日に行われたリーグ・アン第15節のメス戦に先発出場した。酒井は、川島永嗣とフランスで初対戦となったことを喜びつつ、アシストのシーンを振り返っている。

敵地に乗り込んだマルセイユは、序盤から試合を支配すると前半で2点のリードを手にする。すると71分、酒井はワンツーでエリア内に侵入すると、倒れ込みながらフリーのルーカス・オカンポスへラストパス。今季2度目のアシストを記録し、チームの快勝に大きく貢献した。

この試合で、メスGK川島もピッチに立ったことにより、リーグ・アンで日本人初対決が実現した。酒井はこれを喜びつつ、これから多くの日本人選手がフランスでプレーできるように、自分たちが道を示していきたいと意気込んでいる。

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「フランス初なんですよね。それはうれしかったですし、永嗣さんが出るというのも昨日の夜に聞いてました。本当にやれてよかったです。フランスにまた日本人が来られるよう、僕らで頑張っていきたいです」

そして、川島との対戦については「全力でやるのが“筋”だった」とし、「永嗣さんはセーブを連発していた。お互い良いプレーを続けていれば、W杯につながると思う」と日本代表にとっても、良い効果があったと話した。

試合後、川島から3点目のアシストのシーンは「自分で蹴れたんじゃない?」と言われたという酒井。自分でシュートを打たなかった理由を明かしている。

「僕、代表の練習中でも永嗣さんの守るゴールにはほとんど決められないんですよ(苦笑)。欧州のトップレベルでやっているGKから決めるのは簡単なことじゃないので、より確実な方法を、と思いました。中を見たらルーカスがフリーだったので、決めてくれてよかったです。良い判断だったと思いますよ。(判断にかけられる時間は)コンマ何秒の世界なので。フリーな選手に預けるか、自分でシュートを打つか。結果論ですけど、それが一番良かったんだと自分に言い聞かせます」

また、メスではリーグ戦6試合の出場で定位位置を確保しているとは言えない状況だが、34歳となった今でも日本代表を引っ張る川島に賛辞を送っている。

「メスがかなり難しい状況なのは知っています(19位と勝ち点10差の最下位)。それでも、永嗣さんはかなり止めていた。本当に“試合勘”とか関係ない人ですよね~」

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