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明治安田生命J1リーグ

【動画】日本サッカーをもっと面白くする“通常の接触”の明確化。A・ロペスの得点取り消しに見るプレー向上の必要性

14:47 JST 2019/11/27
2019_11_27_Sapporo

気になったジャッジを徹底解説する「Jリーグジャッジ リプレイ」の第32回が26日、DAZNで先行配信された。

今回は、お馴染みのJFA審判委員会レイモンド・オリバー副委員長、Jリーグ原博実副理事長、Jリーグウォッチャーの平畠啓史さんが登場。SNSでつぶやきが多かったシーンを解説した。

『Goal』では同コンテンツの中から、注目のジャッジをピックアップ。第32回は、23日に行われた明治安田生命J1リーグ第32節の北海道コンサドーレ札幌vsジュビロ磐田より、札幌FWアンデルソン・ロペスのゴールがファウルで取り消しになった判定について取り上げる。

■得点は認められるべきだった

51分の札幌の攻撃シーン。福森晃斗が左足で最前線に浮き球のボールを供給すると、上手く抜け出したA・ロペスが胸トラップして左足でシュートを放ち、ネットを揺らす。しかし、トラップ際に競り合った磐田DF藤田義明が倒れていたことで主審はファウルをとり、この得点は認められず。

札幌の選手が抗議に詰め寄ったが、主審はプッシングを示すようなジェスチャーを交えて説明していた。

意見を求められた平畠さんは、「僕の考えではファウルではなくてもいいのかなという感じがします。強烈に押しているわけでもないですし、サッカーの一番面白いところじゃないですか、ここ」と主張。同様に、SNS上でも「アンデルソン・ロペス選手は少し触れたようにしか見えませんでした」との意見が寄せられたことを紹介した。

また、この試合を現地で視察していたという原副理事長は、「もしかしたらハンドをとったのかなという感じには少し思えた」とリアルタイムで判定に関して抱いた感想を明かす。しかし、リプレイを確認したところでは、「アンデルソン・ロペスが競っている時に手が出ているような角度に見えるところがある。主審はそう見えたから、その後のシグナルもやったので、それでとったのかな」と、現場での観戦時には考慮していなかった接触によるファウルが得点取り消しの原因になったとの見解。

いずれにせよ、あまり強力なプッシングには見えていなかったようだが、以下のようにも続けた。

「割とDFはボールだけを見ているから、競り合っている時ならいいんだけど、接触していない時に押されるとやっぱりヒュっと(倒れそうに)なる。だから、手を出してしまったらとられても仕方ないかなという気はする。指導者の時は、これ(手を広げる動作)はとられちゃうかなと選手たちに言っていた」

とはいえ、判定に関して、本来は得点を認めることが正しかったようだ。レイモンド副委員長はこう説明する。

「私から見てこれはノーファウルですね。DFがやはり後ろの方に、攻撃側の選手にもたれかかっているような状況になっています。藤田選手の脚を見てもらいたいんですが、アタッカーの脚に当てて触っているんです。それで転んでしまっている。アタッカー側の選手ですけど、DFの選手が下がってくるのを守るために手が出てしまった。これはフットボールにおける通常の接触になる」

一方で、「ただ、主審のいる位置。そこから見ると、手が伸びているのも見える。そして、DFが倒れてしまっているのも見える。そこで、プッシュが行われたと彼は信じて発表した。我々はリプレイを見ることができます」とも語り、ピッチ上で主審が判定するには難しい角度だったとも認めている。

■「日本の場合、DFがよく倒れる」


さらに、レイモンド副委員長は日本のサッカー界全体で「通常の接触」について合意を図るべきだと訴えかけた。

「このシーンだけではなく、日本のサッカーにおける他のシーンでも、いったいフットボールにおける通常の接触というのはどういったものなのか、という疑問が投げかけられます。フットボールは接触のあるスポーツです。競技規則の中では何が公正なチャレンジなのか、反則のチャレンジなのかというのが出てくるはず。そういう話はありつつも、でもフットボールに期待するものは何なのかという疑問が出てくる」

「選手は接触すると倒れがちです。観客側からすれば、クリーンで公正に勝ったところが見たいと思うんです。PKなのか、ファウルなのかという判定を選手が倒れたら主審はしなくてはならない。Jリーグ、そして審判側も、何が許容範囲の接触なのか議論をして合意を取らなくてはならない」

これを受けて、原副理事長は「日本の場合、DFがよくああやって倒れるんですよ。DFが危ない時に倒れてしまって、それが面白くないということもある。このプレーが、藤田がどうだ、ではなくて我々はこれをゴールと考えるからということをやっていくと、選手たちも変わって、DFもあそこで倒れるより最後までやるという風になっていくと思う。それは一緒にやりましょう。その方が良いと思う」と賛同。接触の基準を変えていくと選手たちに示し、競技レベルを向上させることに意欲を示した。

今回のジャッジリプレイでは、この他にもFC東京vs湘南ベルマーレの26分にGK富居大樹がボックス外でボールをキャッチしたように見えた場面、明治安田生命J2リーグ第42節アルビレックス新潟vsV・ファーレン長崎の56分にDF髙杉亮太のゴールが取り消された場面についても議論されている。

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