2017-11-29-kawasaki-oniki toru(C)Getty Images for DAZN

川崎フロンターレ・鬼木達監督、プレッシャーに負けず「ゼロで抑えられたのは選手の成長」

試合開始前の川崎Fは、首位の鹿島アントラーズと勝ち点差5の2位。浦和戦で勝ち点3を積み上げないと、逆転優勝の可能性が消え去る状況だった。

「勝利という形で結果を残せたこと。これが一番良かったことだと思います」と話し始めた鬼木監督。試合内容を「我々のサッカーというものには、ほど遠いもの」としながらも、以下のように続けた。

「それでも本当に選手が集中力を切らさず、最後まで戦ったこと。自分たちらしさという意味でいうと、攻撃においても守備においても、なかなか難しかったですけど、ただ、今シーズン本当に我慢強く戦おうというなかで、この一番大事な一戦で、こういう形でゼロで抑えられたのは選手の成長だと思っています」

以下に続く

記者から、自分たちのサッカーができなかった理由を問われると、「目に見えないプレッシャー」があったかもしれないと答える鬼木監督。もう一つの要因として、「相手がかなり前から体ごと潰すような形できた」ことを挙げ、「難しいところに入っていってほしかったですけど、どうしてもスペースで受ける、止まって受ける形ばかりになってしまい、人をはがしにくると難しいところにボールが入れられなかった」と説明した。

川崎Fは、アウェイの浦和戦という関門を抜けたが、12月2日に行われるJ1最終節・大宮アルディージャ戦でも勝利を収めなければ、優勝の可能性はない。鬼木監督は、最終節への意気込みを以下のように語った。

「やはり自分たちらしいサッカー、それでしっかり勝って、結果を待つという形にしたいので、もう1回そこのところは取り戻したい。先ほども言いましたけど、メンタルだとか、そういうものが重要になってくると思うので、そこの回復ですね。体力とメンタル。そこを充実させて挑みたいと思います」

▶Jリーグを観るならDAZNで!1ヶ月間無料のトライアルを今すぐ始めよう。

広告