2017-10-02-japan-muto yoshinori(C)Maoko Miura

好調の武藤嘉紀、前回出番なしのリベンジ狙う「チャンスを逃すわけにはいかない」

キリンチャレンジカップ2017に向けて合宿中の日本代表は2日、愛知県内で2日目のトレーニングを実施。大雨の中でコンディション調整中心のメニューをこなしていたが、突然の停電により、練習は打ち切りとなった。同日から代表に合流したFW武藤嘉紀(マインツ/ドイツ)は練習後、2018FIFAワールドカップ ロシアに向けた意気込みを語った。

武藤は今季初の公式戦であるDFBポカールで、4部のチーム相手ながら2得点を記録。リーグ戦でも7試合に出場して3得点を挙げるなど、目覚ましい活躍を見せている。「公式戦で点を取れてるということは、非常に自分自身のモチベーションとしても重要です。本当、自分自身のコンディションも良いので、とにかく楽しみです」と、自身のパフォーマンスに手ごたえを感じている。

しかし、8月のW杯アジア最終予選・オーストラリア戦、サウジアラビア戦では出場を機会を得られなかった。武藤は「味わったことのない悔しさでした。いろいろと悔しい経験をしてきましたけど、また何かちょっと違う。言葉では説明しづらい悔しさ」と振り返る。監督からは説明もなく、自分でも分析もしたが理由は分からない。そう話した武藤だが、「ゴールを取ること」で全てを解決できると、吹っ切れた様子だ。

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マインツでは1トップを任されている。日本代表では大迫勇也が1トップを任されているが、同様の役割を果たせるのではないか。そうした指摘にも、武藤は「どっちで出るか分からないですが、与えられたポジションで、前で出ることになったら、とにかく裏に抜け出しだったり、逆に裏がなかったら足下だったり。うまく使いながら、あとは貪欲にゴール狙っていきたい」と冷静だ。

また、大迫との比較については「自分は、そんな体が大きいわけでもないですし、(ボールを)収めることが、うまいわけでもない。ただ、代表でも、それができるところを見せないといけないですし、全てにおいて柔軟な対応を出していければ良いかな」と語った。

そして本田圭佑や岡崎慎司が選出されなかった点については「(彼らがいたら)自分も入れたかどうか分からないですし、非常に重要なチャンス。チャンスを逃すわけにはいかない」と語り、キリンチャレンジカップでの出場、そしてアピールに意欲を示した。

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