明治安田生命J2リーグ最終節のモンテディオ山形対大分トリニータが17日に行われた。試合は1-1で引き分けたが、大分は2位の座をキープし、2013年以来のJ1昇格を決めた。試合後、キャプテンの馬場賢治がインタビューに答えた。
馬場は今年、カマタマーレ讃岐から大分に加入。30試合に出場して、チームトップタイとなる12得点を記録。6年ぶりとなる昇格に大きく貢献した。
今季の大分はリーグ最多となる75得点を記録し、10得点以上した選手が4人。馬場はシーズンを振り返り「チーム内の競争意識が高かった」という。
「日々の努力の姿勢というのは1年間変わらなかった。誰が出ても同じようなサッカーが形になってできていた。日々の競争、チーム内の競争意識は高かった」
自身、加入1年目でチームにフィットできた理由についてはこう述べている。
「相手の変化を見たり、ボールを動かしたりというチームカラーが僕の色とぴったり合っていた。自分の良さを出しながら、やるべきことに合わせていき、今までなかった色を自分なり出そうとした。いろんなタイプの選手が揃うことによって力を発揮できた」
また、就任3年間でJ2昇格、J1昇格とチームを引き上げた片野坂知宏監督についてもこう語る。
「ピッチの近くでずっと90分、あそこまで一緒に声を出し続けてくれる監督はなかなかいない。サッカーを見極めるレベルもすごい。情熱的な部分と知的な部分と、いろんなところを持ち合わせている監督だと思う」
ヴィッセル神戸と湘南ベルマーレ時代にJ1でのプレー経験を持つ馬場は、大分がJ1で戦うために「ブレないでやっていく」ことだと語った。
「J1に行くと、レベルの違いはみんなこれから感じると思う。でも、うまくいかなくても自分たちのやることをブレないでやっていく。何より自分たちが今まで積み上げたことをさらにレベルアップしてブレずにやっていけば、J1でも戦えると思っている。今からそういったところの準備もしていかないといけない」
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