Gianluigi Buffon Juventus SPALGetty Images

「大きな責務を感じる」伊代表復帰のブッフォン、招集受諾のもう1つの理由

イタリア代表に復帰したユヴェントスのGKジャンルイジ・ブッフォンが18日、合宿先のフィレンツェに到着し、招集に応じた理由を述べた。イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が報じている。

ブッフォンは昨年11月に行われたロシア・ワールドカップ欧州予選プレーオフに出場するも、スウェーデンとの2連戦の結果、イタリアは敗れ、60年ぶりに本大会出場を逃がした。試合終了後には、人目も憚らず涙を流し、自らの代表引退を発表した。

その後、代表指揮官のジャンピエロ・ヴェントゥーラが責任を問われ解任。2月にU-21から昇格したルイジ・ディ・ビアージョが暫定監督に就任すると、状況が一転した。ディ・ビアージョは、若手選手のサポート役として、各ポジションにベテラン選手の配置を検討。40歳GKにも代表再建の礎となることを要請すると、ブッフォンもこれを快諾し、招集を受け入れた。

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「代表に来たのは、大きな責務を感じており、忠誠を尽くしたいからだ。僕がここにいる理由は、この2点だけで十分だ。それに監督も僕に対してすごく親切だった」

イタリアは、強豪アルゼンチン(23日)およびイングランド(27日)との親善試合に挑むことになるが、ブッフォンは若手選手にとって、大きな経験値となると考える。

「若手選手はすでに成長しているけど、さらに成長できるだろう。明日にも彼らは自分たちの居場所を見つけられるだろう」

■アストーリのいない伊代表合宿

最後にイタリア代表GKは、今回の招集に応じたもう1つの理由を明かした。ブッフォンは、4日に急逝したフィオレンティーナの主将DFダヴィデ・アストーリに思いを巡らせた。

「アストーリのいない代表合宿…これが僕がここにいるもう1つの理由だ。今回の招集に応じ、自分がここにいるべきだと考えた」

代表合宿地コヴェルチャーノは、フィオレンティーナが拠点を置くフィレンツェ市内に位置する。8日には、前日にチャンピオンズリーグ・トッテナム戦が行われたロンドンからフィレンツェに直行し、葬儀に参列したばかりのブッフォン。今は亡き代表の後輩へメッセージを発信する。

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