堅守の広島が逆転負け…青山敏弘が語る首位攻防戦の敗因「結局は後ろ向きだった」

リーグ戦では初の逆転負け。リーグ屈指の堅守を誇るサンフレッチェ広島がなぜ川崎フロンターレの猛攻を耐えきれなかったのか？

サンフレッチェ広島MF青山敏弘が、川崎フロンターレに敗れた一戦に悔しさをにじませた。

首位を走る広島は19日の明治安田生命J1リーグ第23節で川崎Fに1-2と敗戦。後半にパトリックの一撃で先制しながらも、その後小林悠に2ゴールを決められ、痛恨の逆転負けを喫した。フル出場を果たしたキャプテン・青山は試合後、やりきれない思いを口にした。

「悔しいですね。前の選手が頑張ってくれてたので、後ろで踏ん張りたかったです。何かこう立て続けにやられてしまう、今そういうパターンになってるので、何とかゼロの試合を作れれば、と思うんですけども、そこは皆でまた徹底して作らないといけない」

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どちらの失点も裏を突かれたことにより喫してしまった。1失点目はエウシーニョに裏を取られ、その折返しに小林。2失点目も家長昭博の抜け出しに対応した千葉和彦の手に当たってしまい、PKを献上。いずれも完全に崩される形となってしまった。

「やっぱりどうしても引いてしまう展開になってしまった」と失点の原因を挙げた青山。「結局は後ろ向きにね、プレーしてるのでああいうPKになってしまう。それに対応できないといけないし、どうしてもそこを狙ってくるんだろうなというのは、だからディフェンスラインが下がってしまうのが一番悔しい」と続けた。

次の試合

それでも「上位陣とやる時はね、終わってみれば大体トントンの試合。下位の相手にどれだけ勝ち点広げるかになってくると思う。川崎とは一勝一敗なので全然悲観することはないし、次にどれだけ勝ち点を拾っていけるかに目を向けたいと思います」とポジティブに前を向いた。

最後に「僕たちはやっぱり一敗しても連敗はしないようにしっかり立て直したいと思いますし、ここで崩れてしまうと、ここまでやってきたものが何もないのでしっかり皆で立て直したい。また守備から堅い広島を作っていけたら。残り試合まだたくさんあるので次は勝ちたい」と意気込んでいた。

広島がこのまま突っ走るのか、川崎Fらが待ったをかけるのか。J1上位争いの行方はより一層激化の一途を辿っている。