史上初の4強入りも「まだまだ、これから」。鹿島DF内田篤人が紡ぎ出す伝統の言葉

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©KASHIMA ANTLERS
鹿島アントラーズDF内田篤人が攻守にチームをけん引し、クラブ史上初のACL準決勝入りに大きく貢献した。

鹿島アントラーズがクラブの歴史に新たな1ページを加えた。

ベスト8の相手である天津権健がホームの天津で試合開催ができないこととなり、“中立地”であるマカオで開催されたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝第2戦。鹿島はセルジーニョ、安部裕葵、土居聖真のゴールで3-0と快勝し、2戦合計を5-0でクラブ史上初となる準決勝進出を果たした。

■すべてのタイトルを獲るため、俺は呼び戻された

「国際大会は色々なことが起きる。慌てないことですよ」。ドイツで、そして日本代表で多くの経験を持つ内田篤人はいつもの調子でそうつぶやいた。

鹿島は、フィリピンを中心にアジア各地で猛威を振るう台風22号「マンクット」のマカオ接近を考慮し、予定より1日早い15日に現地入りしていた。翌16日は警戒レベルが「10」に達し、ホテルから外出禁止に。このため、施設内での狭いジムで3グループに分かれてのトレーニングを余儀なくされたが、「どんな状況であれ、ピッチでのパフォーマンスに集中し、勝利する」と、百戦錬磨の内田はそう続けていた。それは鹿島の伝統であり、DNAが紡ぎ出す言葉だった。

9年ぶりにドイツから帰って来た内田は、クラブの悲願でもあるアジア制覇に関して、常日頃から「ACLを獲りたい」と公言する。

「浦和やガンバ大阪が獲っていて、鹿島が獲っていないのは悲しい。このタイトルを含めてすべてのタイトルを獲るため、俺は呼び戻されたと思っているから」

■準決勝進出も「まだまだ、これから」

マカオで放ったその言葉通り、内田は第2戦でもチームを攻守に牽引した。「簡単な相手ではないし、向こうにもチャンスはあった。その中で我慢して、落ち着いてやれた」と、第1戦での2点ビハインドを払拭すべく、キックオフ直後から猛攻を仕掛ける天津権健に対し、内田は右サイドで最終ラインをコントロールしながら、上下でコンビを組む遠藤とともにチームに落ち着きをもたらした。

圧巻だったのは、前半25分。エリア内での混戦からGKクォン・スンテが一度はボールをはじき出すも、相手エースのアレシャンドレ・パトに無人のゴールを狙われる。しかし、このダイレクトボレーを内田はゴールライン上でブロック。

「パトは絶対に枠内へ打ってくる。それだけ力がある選手。だから空いているとことに入っただけ」と、こともなげに語る内田だが、このプレーは、その前の13分に遠藤のCKからセルジーニョがACL2戦連続となるゴールを挙げ、リードしていた鹿島へさらなる勢いを与えた。

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渾身の守備からわずか2分後、内田は追加点を演出する。27分、敵陣右サイドで倒されながらも粘った遠藤からボールを引き取ると、ドリブルで縦へ。冷静に繰り出したグラウンダーのクロス、そこへ待っていた安部裕葵が2点目を決めた。

「久々にマイナスに上げた。本当は(鈴木)優磨やセルジなんだろうけど、裕葵がうまく入って来てくれました」

自身のプレーより後輩の動きを賞賛した内田は、その後もチームを鼓舞し続け、66分の土居のダメ押しゴールが決まると、チームメートとともにピッチ上で歓喜の声をあげた。

試合は鹿島がアウェイで3ゴールを奪い快勝。2戦合計5-0とし、合計180分をクリーンシートで戦い終えた鹿島がクラブ史上初のベスト4進出を成し遂げた。

「まだまだ、これから」。内田は10月3日にホームでの第1戦、そして24日に敵地での第2戦が予定されている準決勝へ気合いを入れ直した。また一つ、壁を打ち砕いてみせた内田と鹿島。アジアの頂へと続く道を、一丸で駆け上がる日々は終わらない。

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その他、ACL準々決勝第2戦、天津権健 vs 鹿島の詳細・選手コメントは、鹿島アントラーズ公式サイトで!

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