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明治安田生命J3リーグ

【原博実の超現場日記/第20回】台風のなか鳥取へ…現場には常に新発見が

17:08 JST 2017/10/26
2017-10-13-haracolumn
Jリーグ副理事長の原博実氏がスタジアムや視察先で見たもの、感じたことを率直に語る『超現場日記』。第20回は明治安田生命J3リーグ第28節のガイナーレ鳥取vsガンバ大阪U-23を視察した。

とりぎんバードスタジアムには何度も行ったことがあったが、米子のチュウブYAJINスタジアムに来るのは初めてだ。

日曜日はガイナーレ鳥取とガンバ大阪U-23を視察するため、朝7時に衆議院議員選挙の投票へ向かい、羽田空港に急ぐ。台風の影響で飛行機が飛んでくれるかが心配だし、横浜F・マリノス対鹿島アントラーズのレポートも仕上げなければいけない。

いつも遅れ気味のJR中央線が今日に限って珍しく平常運転だったので、定刻どおり羽田空港に到着。いきなり目に入ってきたのは『欠航』の文字。「もしや……」と思ったが、欠航したのは米子行きではなく松山行きだった。

問題なく米子鬼太郎空港に到着。ゲートを出るといきなり鬼太郎がいた。

やはり雨は激しい。ほどなくチュウブYAJINスタジアムに到着。着いて早々にG大阪サポーターから声をかけられた。春休みに沖縄のスポーツバーで出会った若者たちだ。「G大阪U-23はどう?」と聞いてみると、高校生たちから「たくましくなっていますよ」と力強い返事が返ってきた。

このスタジアムは掘り込み型で非常に見やすい。普段、ガイナーレの練習はこのスタジアムかゴール裏にある運動公園を使用している。

米子市は鳥取県の西部にあり、島根県の県庁所在地である松江までは車で30分だが、一方で鳥取市までは1時間45分も掛かってしまうそうだ。

懐かしい顔ぶれと再開。岡野雅行GMと吉野智行強化部長は私が浦和レッズで監督を務めていた時に一緒に戦った仲間だ。小さなクラブだけれど、鳥取で頑張っている。

試合開始間際まで様々な話をした。試合を見るのはもちろんだが、地元に来てクラブの人たちに話を聞くのが一番大切だと思う。会議では聞けない話をしてくれるからだ。

今日の鳥取で今年のJ1、J2、J3におけるリーグ戦、ルヴァン杯、天皇杯、AFCチャンピオンズリーグで全クラブのホームゲームを回った。現場には常に新しい発見があった。それを忘れないようにしたい。

試合は激しい雨の中、0-0の引き分け。G大阪U-23は難しいピッチ状況でもしっかりと戦っていた。サポーターの言うとおり、春先より確実にたくましくなっている。この日は高校2年生が二人、3年生が一人含まれていた。一方の鳥取も面白い若手が成長している。こちらも楽しみだ。

何よりこの台風の中、びしょ濡れになりながら応援してくれたファン・サポーターには頭が下がる思いだ。どうか体調だけは崩さないようにしてほしい。

試合を終え、米子鬼太郎空港に到着。羽田空港行きは若干の遅れはあるが、フライトに問題はなさそうだ。雨で冷えた体を温めるため、空港の喫茶でカシスミルキーラテを注文。我ながらおしゃれな飲み物をオーダーしてしまった。

ラテを飲みながら、DAZNでアビスパ福岡対ジェフユナイテッド千葉を観戦。千葉が福岡を下したことで、J2戦線はますます混戦に突入している。

それにしても羽田空港に本当に飛ぶのか、心配が止まらない。
※このあと無事に飛行機が運行され、帰路に就きました。

文=原 博実