優勝と、心が動くサッカーを。長友佑都が見据えるアジアカップと“その先”【インタビュー】

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ロシア・ワールドカップを戦い終え、日本代表は新たなサイクルに入った。

長谷部誠や本田圭佑らが代表引退を表明し、森保一監督体制となってチームの色は大きく変わった。

しかし、変わらないものもある。変わらぬ思いを持ち続ける者もいる。

長友佑都は、こう語る。

「情熱が冷めない限り、8年後でも12年後でも、日本代表でいたい」

ロシアを経て、新しいサイクルに身を置く中で長友はいま何を思うのか。開幕を控えるアジアカップで成し遂げたいこととは。走り続ける“日本男児”に、その胸中を聞いた。

インタビュー=松岡宗一郎
取材協力=ナイキジャパン

■「情熱が続く限り、日本代表でいたい」

――W杯を戦い終えたときの心境を、改めて教えていただけますか?

ベルギー戦に負けた悔しさは大きくあったんですけど、それよりあまりにもW杯が楽しすぎましたね。「またここでプレーしたい」という気持ちが純粋に湧いてきました。

負け方が負け方だったので、みんな泣いたり悔しい思いを抱えたりしてたんですけど、僕自身は「4年後目指すぞ」という気持ちになれました。

「こんな楽しい舞台なら何度でも来たい」というね。

――「カタールW杯すら通過点」という話もされていましたね。

日本代表への情熱が冷めない限り、目指したいなと思います。それが8年後でも12年後でも。日本代表への情熱がある限りは目指したい。

■アジアカップ特有の難しさの根源にあるもの

――新体制になり、メンバーも大きく変わりました。長友選手に求められる役割も変わったと思います。

若手選手より経験があるので、その経験を伝えるのが自分の役割ですね。

ただ、言葉にするよりピッチの上で見せたいなという気持ちでいます。言語化するというより、パフォーマンスで見せるっていうね。後輩たちに、背中で見せる、というのをこだわっていきたいなと思います。

――新体制は4勝1分け無敗で2018年を終え、いよいよ初の公式戦となるアジアカップを迎えます。

アジアカップで優勝するのは、W杯でグループリーグを突破するより難しい。僕はそう思います。

W杯のほうがレベルは高いんですけど、アジアカップには独特の難しさがある。僕は散々経験させてもらっているので分かるんですけど、アジアで勝つのは簡単じゃないんですよ。

――具体的に「難しさ」を感じた点を挙げていただけますか?

優勝しましたけど、2011年は厳しかったですね。正直、グループリーグで敗退してもおかしくない結果が続いていたので。

何が難しかったって、相手がすべてを懸けてくるところ。相手は「勝つためだったら何してもいい」っていう状態で来る。まさに“打倒・日本”といった具合に。そういう状況の中で僕らが隙を見せると、足元をすくわれてしまうんです。

なので今回も、僕らのメンタルの状態と準備の仕方がかかってくるかなと思います。

――アジアの対戦国のレベルも上がってきています。

正直、アジアのレベルが上がっているのか、僕らのレベルが上がっていないのか、分からないというのが本音です。アジアのレベルが上がっているのは確かだと思いますけど、日本のレベルが上がっているとは決して言えないと思う。

もっと日本は危機感を持たないと。W杯に出られないという状況に陥りかねないですよ。その危機感は強く持っています。決して過信してはダメだし、僕らはそんなレベルにないと思います。

■日本代表の最重要ミッションは……

――そんな中、今大会で成し遂げたいこと、達成したいことは何になりますか?

アジアカップで優勝するのはもちろん大事なんですけど、日本サッカー自体の人気を上げていきたいですね。勝つことだけじゃなく、応援しがいのあるチームであること、応援したくなる選手であること。魂のこもった戦いをしないとファンの心を動かせないので。

アジアカップを通じてサッカーを好きになってもらって、ファンを増やしていけるように。そういった意識で戦いたいですね。

――サッカーへの注目度、人気はW杯を経て何か変化を感じますか?

あまり変わってないんじゃないかな。W杯では皆さんが予想していたより良い成績を残せたのかなって思いますけど、一つの祭りで終わってしまっているのでね。結局、インパクトを残せていない気がするんですよ。人気はさほど上がっていないと、僕自身も感じていて、危機感を持ってます。

なので、アジアカップでファンの心をつかんで感動してもらえるようなチームを作っていきたいと思いますね。

――では改めて、目標をファンの方々に伝えていただけますか?

優勝と、心を動かせるサッカーをしたい。「応援してください」とこっちからお願いするのではなくてね。自然とファンの方が「この選手を応援したい」「このチームを応援したい」と思うようなプレーをしないと。そうじゃない限り、サッカーの人気は根付かないですからね。

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