22日に行われる明治安田生命J1リーグ第27節で、首位のサンフレッチェ広島が3位のFC東京と対戦する。エディオンスタジアム広島での上位対決は今後の優勝・ACL争いを占う大一番となった。
■迫りくる川崎Fの影。負けられない広島
広島は前節、アウェイでサガン鳥栖に0-1で敗戦。連勝が2でストップした。序盤から鳥栖にペースを握られ、フェルナンド・トーレスに決定機を作られるなど押し込まれる展開が続いた。後半に入ると盛り返した広島だったが、76分にFKから失点。「セットプレーで今年我々はやられていなかったので、反省しないといけない」と城福浩監督が語るように、リーグ最少失点(前節試合前時点)の堅守が耐えきれず。痛恨の足止めを食らった。
思うようにセカンドボールが拾えず、F・トーレスと金崎夢生の2トップの推進力を前に押し込まれる展開が続いた。「毎試合勝っても負けても課題と成果は抽出している」と、城福監督は課題修正に自信を見せたが、後ろを振り返れば1試合消化が少ない川崎フロンターレが勝ち点6差で追撃の姿勢を整えている。
今節は3位につけるFC東京と対峙。前回対戦では、開始10分で2ゴールを奪われ、その後も1失点を喫して1-3と完敗。開幕9試合無敗としていたが、今季リーグで初めて土をつけられた。鳥栖同様、FC東京にはディエゴ・オリヴェイラと永井謙佑という縦への推進力を売りにするストライカーが控えている。林卓人を中心とした守備陣の奮起が求められる。
日本代表組の青山敏弘や佐々木翔がチーム合流後、満足にトレーニングを積めないまま鳥栖戦を迎えたことを考えると、城福監督が言う「本当に1試合1試合積み上げてきたことを、しっかり練習場でやってピッチで表現する」ということが、優勝へまい進するうえで欠かせない。ホームで前回対戦のリベンジを果たし、再び独走態勢を築きたい。
■ACL圏生き残りへFC東京は3ポイントが必須
逆にFC東京は、正念場の戦いとなる。直近6試合未勝利でここ3試合はノーゴールと貧打に苦しむ。前節は4位の北海道コンサドーレ札幌が敗れたため、ACL出場圏からの脱落はなかったが、今節3ポイントを取れないと、いよいよ状況は厳しくなってくる。
現在、勝ち点3差でFC東京を含めて5チームがひしめき合っており、結果次第では一気に転落する可能性もある。また、今節は日本代表の室屋成が累積警告で出場できない。縦横無尽にサイドを往復し、攻守に貢献するダイナモの不在はチームにとって痛手だ。FC東京は、その室屋不在の右サイドで対峙するであろう柏好文の突破をどう食い止めるか。勝敗を分かつ重要なポイントとなりそうだ。
データサイト『Opta』によると、FC東京は今季無得点に終わった試合がリーグで2番目に多い11回(ワーストは鳥栖の13回)で、無失点に抑えた試合もリーグ3位の10回(広島:14回、川崎F:11回)だ。堅守は実現しつつも、前半戦の爆発力が陰りを見せつつあるのが、勝てない要因。前節、メンバー変更も示唆していた長谷川健太監督がどのような策を講じるのか、注目が集まる。
互いに勝ち点3が至上命題の上位決戦。今後のJ1を占う大一番を制するのは果たしてどちらか。試合は22日19時にキックオフする。
■J1第27節 試合日程
9/21(金)
19:30 清水vsG大阪 (アイスタ)
9/22(土)
15:00 柏vs鳥栖(三協F柏)
16:00 磐田vs横浜FM(ヤマハ)
18:00 長崎vs仙台(トラスタ)
19:00 川崎Fvs名古屋(等々力)
19:00 湘南vsC大阪(BMWス)
19:00 広島vsFC東京(Eスタ)
9/23(日)
18:00 浦和vs神戸(埼スタ)
19:00 札幌vs鹿島(札幌ド)
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