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中島・南野・堂安の新ビッグ3は4戦連続破壊力を示せるか?長友不在の守備の連係も注目/ベネズエラ戦プレビュー

11:50 JST 2018/11/16
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森保ジャパン、4戦目となるベネズエラ戦。昨年のU-20W杯ラウンド16で日本はベネズエラに破れており、この試合には堂安、冨安が出場していた。新世代も台頭するタフな相手を前に攻守で森保ジャパンの力が試される。

来年1月に迫ったアジアカップ(UAE)で8年ぶり5回目のアジア王者を目指す日本代表。本日11日16日に大分で開催されるキリンチャレンジカップ・ベネズエラ戦は、ビッグトーナメントを控えた数少ない調整の場となる。

森保一監督も「9、10月の戦いはベストなことにトライし、いい結果を得られたが、それが11月の試合に勝たせてくれるという保証にはならない。今回も個の良さを出すことと、チームのクオリティを上げることの両方に選手たちにはトライしてほしい」と意気込みを新たにする。

■ウルグアイ戦のメンバー中心に先発の見込み

FIFAランク29位のベネズエラは武藤嘉紀(ニューカッスル)の同僚FWサロモン・ロンドンらに象徴される通り、屈強なフィジカルを擁する選手が多いチーム。ただ、そのフィジカル的長所を前面に押し出すのではなく、丁寧にボールをつないで組み立てるテクニカルなサッカーを志向する。昨年のU-20ワールドカップ韓国大会準優勝の若い世代も台頭しており、タフな相手なのは間違いない。

引いて守る相手の多いアジアカップのシミュレーションにはなりづらい部分もあるが、決勝トーナメントで対峙するであろう韓国やオーストラリアなどを視野に入れた一戦としては有効だ。アジアを制するためには、相手によって戦い方を変化させられる柔軟性が求められてくるだけに、今回のベネズエラ戦で日本の新たな一面を示せれば理想的なシナリオだ。

「ベネズエラ戦に関しては、今のところ(10月の)ウルグアイ戦のメンバーをベースに考えています」と指揮官も明言。今回は4-3で打ち勝ったタフな一戦の先発がほぼピッチに立つだろう。

GKは東口順昭(ガンバ大阪)、最終ラインは右から酒井宏樹(マルセイユ)、冨安健洋(シントトロイデン)、吉田麻也(サウサンプトン)、佐々木翔(サンフレッチェ広島)、ボランチは遠藤航(シントトロイデン)、柴崎岳(ヘタフェ)、2列目は右から堂安律(フローニンゲン)、南野拓実(ザルツブルク)、中島翔哉(ポルティモネンセ)、1トップ・大迫勇也(ブレーメン)という顔ぶれが有力視される。

肺気胸で離脱中の長友佑都(ガラタサライ)のポジション左SBは、森保監督の秘蔵っ子である佐々木が務める見通し。今回初招集された山中亮輔(横浜F・マリノス)含めて、彼らで長友不在の穴をカバーできるのか否かはチェックしなければならない点だ。

センターバックに関しても、ウルグアイ戦は吉田と三浦弦太(G大阪)のコンビだったが、長身揃いの相手ディフェンス陣がリスタート攻撃時に上がってくることを考えると、190㎝近い吉田(189cm)冨安(188cm)のコンビを試しておきたいところ。冨安にとっては自らのミスで苦杯を喫した1年半前のU-20ワールドカップのリベンジの場となる。

吉田も同じプレミアリーグで戦うサロモン・ロンドンとの対戦ということで負けられない。「優れた選手というのはよく知っている」とロンドンも警戒心を口にしていただけに、2人のマッチアップは興味深い。いずれにしても、ウルグアイ戦で3失点したことを忘れてはならない。今回はセットプレーの守備含めて完封を狙っていきたいもの。

■求められる多彩な攻撃バリエーション

一方、中盤の柴崎と遠藤航は攻守のいいバランスを保つことが肝要だ。特に柴崎は所属のヘタフェで出場機会に恵まれていないだけに、彼自身の状態が気になるところ。「今、自分にできることはすべてやっている」と本人は言うものの、ウルグアイ戦では少し動きの重さが見えた。彼のところから攻撃のスイッチを入れるタテパスが入って初めて、新ビッグ3も生きてくる。背番号7の戦術眼とゲームコントロール力にかいあらためてフォーカスしたい。

その彼がお膳立てする2列目トリオがこれまで3戦を超える輝きを示せるかどうかは、ベネズエラ戦最大の注目点と言っていい。森保体制になってから南野が4点、堂安が1点、中島はゴールこそないが、数多くの得点機を演出している。指揮官も「彼らが思い切ってプレーしてくれて、個の良さを出し、連係・連動やコンビネーションも考えながらいいプレーをしてくれている」と大きな手ごたえをつかんでいる様子だ。

とはいえ、本田圭佑(メルボルン)・岡崎慎司(レスター)・香川真司(ドルトムント)の「旧ビッグ3」もつねに爆発し続けたわけではない。例えば、4年前の2015年アジアカップオーストラリア大会で、グループステージまでは3人が揃って得点を挙げていたものの、準々決勝・UAE戦で彼らに得点は生まれず、日本はPK負け。まさかの8強止まりに終わった。新ビッグ3もいつ壁にぶつかるか分からないのだ。

「今はうまくいっているところが多いかもしれないけど、苦しくなってきた時に何ができるかだと思うし、大会になってみないと分からないところはある。親善試合は評価が難しいので、僕自身は周りの声は気にせず、しっかりプレーすることだけを意識しています」

4試合連続ゴールへの期待が懸かる南野も言うように、ここで自身を研ぎ澄ませておくことが肝要だろう。

「3人の長所はタテへの推進力。全員がつっかけてゴールへ迫って行ける」と遠藤航も語っていたが、その形を止められた時に違った引き出しや解決策を見せることもベネズエラ戦のテーマの1つではある。1トップ・大迫を含めた攻撃陣には先々に希望を感じられるような多彩な攻撃バリエーションを強く求めたい。

「アジアカップにいい形でつなげていくためにも、まずは勝利という結果が大事。それと同時に内容にもこだわる必要がある」

2015年アジアカップの数少ない経験者である柴崎が強調した通り、9・10月シリーズの勢いを持続しながら、森保体制4連勝を挙げること。まずはそこに注力してほしいものだ。

文=元川悦子

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