22日のリーガ・エスパニョーラ第5節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのエスパニョール戦を1−0で制した。
3日前に今季のチャンピオンズリーグ初勝利を味わったベルナベウ。その相手は押しも押されもせぬローマだったが、ロペテギ監督はリーガで4位につけるエスパニョールを「今季、このスタジアムに迎える最も難しい相手」と形容して、選手たちにさらなる緊張を促している。
マドリー指揮官はローテーションを採用してカルバハル、クロース、マルセロ、そしてクリスティアーノ・ロナウドに代わるエースともされたベイルを休ませた。スタメンはGKクルトワ、DFオドリオソラ、ヴァラン、セルヒオ・ラモス、ナチョ、MFセバジョス、カセミロ、モドリッチ、FWアセンシオ、ベンゼマ、イスコで、いつもの4−3−3を使用している。
前線にもボールをつなげる選手を並べたマドリーは、自分たちと同じくポゼッションフットボールを実践するエスパニョールを封殺。相手陣地で常にボールを回し続けた。ただしボールはつながれどもフィニッシャーがいない……。アタッキングサードでボールを持ち、ベンゼマがスペースを生み出しても誰もそれを生かさず、枠内シュートは皆無だった。
バケーション期間を終えていつもの客入りに戻ったベルナベウだったが、そんな調子のチームを前に盛り上がることができない。36分にはエスパニョールのカウンターを許し、ボルハ・イグレシアスにシュートを放たれたが、これはGKクルトワがセーブ。観客は望まぬ形で雄叫びを上げることになった。
枠内シュートを一向に打てず、ボールの持ち腐れ状態のマドリーだったが41分、運にも恵まれて先制点を記録。モドリッチのスルーパスがナウドに当たってペナルティーエリア内左にこぼれ、そこに位置していたアセンシオがシュートを突き刺した。アセンシオはオフサイドポジションに位置していた可能性もあったが、VARによってゴールが認められている。
後半、マドリーはより直接的にゴールを狙い、前半よりもチャンスを生み出すが、追加点はなかなか決まらない。ロペテギ監督は59分に最初の交代カードを切り、ベンゼマに代えてマリアーノを投入。その3分後にはセバジョスも下げ、マリアーノに対してクロスを送ることができるルーカス・バスケスもピッチに立たせた。
貪欲さと馬力が売りのストライカー、マリアーノ投入によってリードを広げたかったマドリーだが、次に決定機を迎えたのはエスパニョール。S・ラモスのパスミスからB・イグレシアスがループシュートを放ち、ボールはクロスバーに直撃。観客は冷や汗をかくことになった。
その後マドリーはセバジョス不在の影響か、ビルドアップがうまくできず攻めあぐねるようになり、エスパニョールのボール保持を許してしまう。これを受けたロペテギ監督は78分、イスコをマルコス・ジョレンテに代えて中盤を強化した。
しかしながらマドリーは最後の交代カードを切った後も、変わらずに低調だった。観客は我慢しながら静観を貫き、マドリーがチャンスを逸したりミスを犯したりする度に、ため息を漏らし、苛立ちの声をあげた。結局、レアル・マドリーは追加点を奪うことなく、1点差の薄氷の勝利を手にしている。
2試合ぶりに勝利を取り戻したマドリーは勝ち点を13に伸ばして、翌日にジローナ戦を控えるバルセロナを抜いて暫定で首位に浮上した。
■試合結果
レアル・マドリー 1-0 エスパニョール
■得点者
レアル・マドリー:アセンシオ(41分)
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