ロフタス・チーク、ハットトリックを記録するもサッリ監督は注文「先発するには…」

サッリ監督は中盤の選手に守備面の改善を求めている。

チェルシーのマウリツィオ・サッリ監督が、イングランド代表MFルベン・ロフタス・チークについて語った。

チェルシーは25日、UEFAヨーロッパリーグのグループリーグ第3節でBATEボリソフと対戦。ロフタス・チークがハットトリックの活躍を見せ、3-1で勝利を収めた。

23歳のロフタス・チークはチェルシーでトップデビューを果たすも、ここまで十分な出場機会に恵まれていない。今季の公式戦出場は3試合で累計100分ほどにとどまっていた。

今季2試合目の先発出場となったBATEボリソフ戦でプロキャリア初のハットトリックを記録。サッリ監督はスタメンをアピールする若手MFに対して問われると、以下のように答えた。

「この手の問題は嬉しい限りだよ。彼は非常にいいプレーをした。私は今シーズン開幕前に『君は本当に素晴らしい選手だ』と話していたんだ。以前よりチームにフィットしてきているし、進化している。もっと守備面で改善する必要はあるがね」

「4人のMFに対して2つのポジションしかない。ヌゴロ・カンテだけが守備的で、ほか3人は同じようなプレースタイルだ。2人の攻撃的MFをスタメンで並べるのは難しい。将来的にそうできるようにしたいがね。今は連携面と守備面での改善が必要だ」

サッリ監督は激しい中盤のポジション争いでロフタス・チークがレギュラーの座を手にするためにはさらなる改善が必要だと考えている。

「彼はいい選手だ。しかし、28人中11人を選ぶのは難しい選択だよ。以前も言ったように我々は中盤の戦術に問題を抱えている。守備の改善を図る必要があるんだ。それが叶えばロス・バークリーとロフタス・チークを同時にスタメンで使えるようになる」

「もちろんファンが彼を好んでいるのは知っている。彼はチェルシーのアカデミー出身だからね。しかし、中盤の3人の守備が改善されないとこの問題は解決できない」