レアル・マドリーの大不振は、やはりあの男の売却が主な原因なのだろうか。元会長ラモン・カルデロン氏が、『Goal』に語ってくれた。
リーガ第6節のセビージャ戦を0-3で落とすと、そこから5試合勝ちなし。1分4敗と大不振に陥ったロペテギ・マドリー。さらに、1985年に記録した公式戦の無得点記録を38年ぶりに更新。481分(8時間1分)間ノーゴールと、100年以上に及ぶクラブ史の中でワースト記録を樹立してしまった。
カルデロン氏は、現在の状況は今夏クリスティアーノ・ロナウドをユヴェントスへ売却したことが原因だと考えている。
「現在のこの状況は、クリスティアーノ・ロナウドの売却が主な原因だ。9年間で450ゴールを挙げた男の代わりなんていない(※編注:通算438試合451ゴール)。レアル・マドリーにこのクオリティが欠けていることは明らかだ」
「彼はスコアラー以上の存在だった。バルセロナでのリオネル・メッシのように、クラブをその肩に背負っていた。チームに問題があるときには、その問題を解決できるリーダーを探すものだ。今のレアル・マドリーには、そのようなリーダー、主人公はいない」
また、C・ロナウドとフロレンティーノ・ペレス会長の関係についても言及。2009年にレアル移籍を果たした同選手だが、移籍当初から会長とは良い関係ではなかったという。
「クリスティアーノは、会長との最初の日から難しい時間を過ごしていた」
「(C・ロナウドは)“彼の選手”ではなかった。私の時代の最終年に、マンチェスター・ユナイテッドと合意した。もしペレスがいたら、移籍はストップしていただろう。なぜならそれは私が契約したものであり、彼の移籍ではない」
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