イングランド代表を率いるギャレス・サウスゲート監督は、ウェイン・ルーニーの同代表復帰に関する一部からの批判に驚いている。イギリス『ガーディアン』が伝えた。
FA(イングランドサッカー協会)は4日、DCユナイテッドに所属するルーニーが1日限定で同国代表に復帰することを発表。ルーニーは2017年8月にイングランド代表から引退することを発表していたが、同国が119キャップのレジェンドに敬意を示す意味もあってラストゲームとしての招集が決まっている。
このFAの決断に関して、現地では否定的な意見も一部で出ている。この件について、サウスゲート監督は、2017年3月にドイツ代表がイングランド代表戦をルーカス・ポドルスキの引退試合とし、130キャップの同選手を称えたことを引き合いに出し、開催の正当性を主張した。当時、ポドルスキは1試合限定で復帰し、見事ゴールを奪うなど最高のラストダンスとした。
「(批判があることは)残念だ。彼がイングランドのためにいかにプレーしてきたかについて過小評価されているときがあると思う。失望したけど、彼が実際に代表に合流して試合をする頃には、“ルーニーがどれほど尽くしてきたかを考えようじゃないか。今回は彼への感謝を示す良い機会だ”ということにみんなが集中できれば良いと思う。そこから、今回の判断が的確だったか決めることができるだろう」
「議論は理解できるよ。私は、ポドルスキの状況を考えて、あの夜が素晴らしかったと思っている」
「我々は少し奇妙かもしれない。望んできたほどの功績を残せなかったという事実を嘆くが、そこには最高の敬意を受けるべき選手たちもいた。彼らのような選手をトリビュートすることを正当化するために、長い時間を過ごしているんだ」
ルーニーの引退試合となる国際親善試合のアメリカ代表戦は、15日にウェンブリー・スタジアムで開催される。
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