2018-09-24-milan-gennaro-gattuso(C)Getty images

ミラン指揮官ガットゥーゾ、土壇場のドローに苦言「良いプレーと勝利は別物」

ミランの指揮官ジェンナーロ・ガットゥーゾが23日のアタランタ戦終了後、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じた。ガットゥーゾは2度にわたり同点に追いつかれたチームの改善点を語った。

■ミランの二面性を指摘

ミランは23日、セリエA第5節でアタランタをホームに迎えた。FWゴンサロ・イグアインらのゴールにより、2度にわたりリードしたが、後半アディショナルタイムに2-2のドローに持ち込まれた。試合終了目前で3ポイントを取りこぼしたミランの闘将は、反省点を述べた。

「非常に後悔が残る。チームには二面性がある。前半は非常に素晴らしいプレーをしたが、最後の30分間に苦しみ、相手に押されてしまった。最近、ここ4試合でこのようなことが続いているが、所々で良いサッカーをするだけでは足りない。もっと努力しなければならない。試合をしっかり決めておかなければ、その後、問題が生まれるのは当然であり、この点を改善していかなければならない」

「前半は20メートルの位置でプレーできていたが、後半は疲労や恐れからか、30メートルの位置でプレーしていた。前に行かなければ困難に陥ってしまう。それに違うプレーに移行することが難しく、セカンドボールをほとんど拾えていない。この点でも成長していく必要がある。良いプレーをするだけでは足りない。良いプレーが勝利を意味するわけではない。また持続する時間があまりに短い。30~40分間を相手にプレゼントして、ピッチを自由に使われてしまった。良いプレーができるのは分かっているが、今は酷いプレーでもいいからポイントが欲しい」

それでもガットゥーゾは、若手選手が主体のチームであることに理解を示し、成長を願った。

「チームには満足している。このチームは若く、成長の余地がある。だが道に迷っていてはダメだ。今やっていることだけでは足りないということだろう。采配というより、チームの問題だと思う。前半は本当に素晴らしかったが、最後の30分間は不安が残ったよ」

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