Nicolas Otamendi Vincent Kompany Man CityGetty

マンチェスター・Cがペップ政権初タイトル!アーセナルに3発快勝/カラバオ・カップ

■カラバオ・カップ決勝 アーセナル 0-3 マンチェスター・C

マンチェスター・C:アグエロ(19分)、コンパニ(58分)、D・シルバ(65分)

現地時間25日、カラバオ・カップ(イングランド・リーグカップ)決勝がウェンブリースタジアムで行われ、マンチェスター・シティがアーセナルを3-0で下して優勝した。

準決勝でチェルシーを下したアーセナルは、ピエール=エメリク・オーバメヤン、メスト・エジル、アーロン・ラムジー、ジャック・ウィルシャーらが先発。一方、準決勝で2部のブリストル・シティを下して勝ち上がったシティもセルヒオ・アグエロ、ダヴィド・シルバ、リロイ・サネ、ケヴィン・デ・ブライネらベストメンバーを決勝のピッチに送り出した。

立ち上がりはシティが得意のボールポゼッションでアーセナルを押し込むが、引き気味に守るアーセナルは虎視眈々とカウンターのチャンスを窺う。8分には、カウンターからウィルシャーがドリブルで仕掛け、こぼれ球を拾ったラムジーがペナルティーエリア右でフリーのエジルへ。最後はゴール前への折り返しをオーバメヤンが押し込むだけだったが、至近距離から合わせたシュートはGKクラウディオ・ブラーボが残した足でブロック。アーセナルは先制の絶好機を逃してしまう。

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すると今度はシティに決定機。19分、ブラーボのゴールキックから、最前線のアグエロがシュコドラン・ムスタフィと上手く入れ替わって抜け出す。そのまま前目にポジションを取ったGKダヴィド・オスピナの頭上を越えるループシュートを沈め、シティが先制に成功する。

1点を追いかける展開となったアーセナルは26分、追い討ちをかけるかのようにナチョ・モンレアルがセアド・コラシナツとの負傷交代を強いられるアクシデントが発生。攻撃でもカウンター以外にチャンスを作れず、37分にはロングパスにオーバメヤンが抜け出し得意のスピードを生かせる場面だったが、ここはヴァンサン・コンパニが戻ってショルダーチャージでボールを奪い取った。

シティが優位を保って迎えた後半、最初のチャンスもシティが作る。48分、左サイドからのクロスを頭で落とし、最後はペナルティーエリア手前のコンパニがボレーで捉える。これはゴール右へとわずかに外れたが、反撃に出たいアーセナルの出鼻を挫くには十分な攻撃だった。

しかし50分、シティにアクシデント。フェルナンジーニョがもも裏を痛め、自らボールをピッチの外に蹴り出す。治療の時間が取られたが、プレー続行不可と判断されてベルナルド・シルバとの負傷交代を余儀なくされた。

それでもシティの勢いは削がれなかった。58分、デ・ブライネの右CKをペナルティーエリア手前のイルカイ・ギュンドアンがダイレクトで合わせる。このシュートをゴール前のコンパニが触ってコースを変え、シティが大きな追加点を挙げた。

さらに65分には、ダニーロのパスに抜け出したD・シルバがペナルティーエリア内左からゴール右隅へと突き刺し3点目。アーセナルはダニー・ウェルベック投入の準備を済ませていたが、試合が切れる前に3失点目を喫してしまった。

3-0と大きくリードしたシティは無理をして攻めることはせず、アーセナルにある程度ボールを持たせながら、カウンターを狙いに切り替える。77分には、負傷明けのガブリエウ・ジェズスをサネに代えて投入する。

3点差を追いかけるアーセナルはアレックス・イウォビも投入し、前に比重を置いて攻めるものの、エジル、ウィルシャーがなかなか高い位置でボールを受けられず、シュートチャンスを作ることができない。

88分、シティはアグエロを下げ、フィリップ・フォーデンを投入し交代枠を使い切る。磐石の態勢で逃げ切りを図るシティに対し、意地の反撃を見せたいアーセナルだが、最後まで攻撃陣は沈黙。終盤は余裕すら感じさせたシティが、ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で初となるタイトルを手にした。

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