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バルサ、異様な雰囲気の中リーガ7連勝...無観客試合でラス・パルマスを破る/リーガ第7節

■リーガ第7節 バルセロナ 3-0 ラス・パルマス

バルセロナ:ブスケッツ(49分)、メッシ(70分、77分)

1日にリーガエスパニョーラ第7節が行われ、バルセロナは本拠地カンプ・ノウにラス・パルマスを迎えた。

カタルーニャ州では1日、独立の賛否を問う投票が行われた。だがカタルーニャの独立に反対するスペイン中央政府はその違法性を訴え、投票を阻止するべく警察を動員。現地では独立支持派と警察の間で激しい衝突が起きた。

バルセロナはこの状況を前にしてスペインプロリーグ機構(LFP)にラス・パルマス戦の延期を求めた。しかしながらLFP側はこの申し出を受け入れず、不戦敗とリーガ不参加の処分(勝ち点3の剥奪)という要求を逆にバルセロナに突き付け、これに抗議する姿勢を示すためバルセロナは無観客での試合開催を決定している。

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奇妙な雰囲気で始まった試合で、バルセロナは序盤から決定機を量産する。21分、メッシが直接FKで狙ってGKチチソラに好守を強いると、スアレス、A・ビダル、デニスが次々とシュートチャンスを迎える。だが決め切れず、流れを完全に引き寄せることはできない。対するラス・パルマスは42分、タンナネが右サイドを破る。マイナスのパスにカジェリが右足を振り抜き、ポスト直撃のシュートを放つ。

前半、ポゼッション率48%をラス・パルマスに主導権を握ったバルセロナ。バルベルデ監督は後半開始からA・ビダルとパウリーニョに代えてラキティッチとイニエスタをピッチに送り込み、変化を加える。

すると48分、試合が動く。ラキティッチのCKにブスケッツがヘディングで合わせ、ここまで好セーブを連発していたGKチチソラを破った。ブスケッツは昨年11月以来のゴールを決めている。

先制して気を良くしたバルセロナは70分、デニスのスルーパスを受けたメッシがGKチチソラを抜き去り、チーム2点目を決めた。さらに77分、メッシ、ラキティッチ、スアレスのパス交換から、最後はメッシがペナルティーエリア内で左足を合わせ、ネットを揺らす。メッシはリーガでの得点数を11に積み上げ、ピチチ(得点王)争いで単独首位に立った。

なお、メッシはこの試合でバルセロナ通算594試合出場を達成している。プジョール氏(593試合)の記録を超え、クラブ史上最多出場選手であるシャビ(767試合)、2番目のイニエスタ(634試合)に次いで3番目に位置。メッシは594試合で521得点という驚異的な数字を残している。

バルセロナは最後までラス・パルマスを寄せ付けずに勝利を収めた。リーガ7連勝、公式戦9連勝を飾り、2位セビージャに勝ち点5差をつけ首位を独走。ラス・パルマスは17位に位置している。

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