先のバレンシア戦でのバルセロナの“幻のゴール”が、波紋を呼んでいる。スペイン『スポルト』が伝えた。
リーガエスパニョーラ第13節、敵地メスタージャでバレンシアに1-1と引き分けたバルセロナ。この試合の前半に、FWリオネル・メッシが放ったシュートがGKネトの手をすり抜けてゴールラインを割ったかに見えたが、主審はゴールを認めなかった。
あの得点が認められていれば、バルセロナは2-1で勝利を収め、2位バレンシアに勝ち点7差、3位アトレティコ・マドリーと4位レアル・マドリーに勝ち点10差をつけて首位を独走していただろう。
バルセロナ寄りのメディアであるスペイン『スポルト』のルイス・マスカロ記者は、あの“誤審”に怒りをぶちまけている。
「世紀の盗難だった。グラスゴーの列車事故より酷い。信じられない。世界最高といわれるリーグが、こんなミスをするなんて笑える」
「私はあれがミスだったかどうか、疑い始めている。彼らはバルサに損害を与えたいんじゃないか。ビジャヌエバ主審と副審はメッシのゴールが入ったのを見ていなかった。それは信じられないことだ。40cmはバレンシアのゴール内に入り、バウンドしていた。審判は酷かった。彼らはアンチ・バルセロニスタなのではないか」
「11月にバルサがリーガを勝ち取ったら、いけないのか? 優勝をほとんど決めてはいけない? ベルナベウで勝ち星を取りこぼすのを待たなければいけないということか? レアル・マドリーに運があるかどうか、我々は見定めるべきなのか?」
「リーガの紳士、サッカー連盟の紳士、セニョール・テバス、セニョール・アルミニオ...。なぜVARやホークアイを導入しない? そうすれば、ミスを修正できるだろう。それを望まず、彼らが本当にバルサに損害を与えたいと言うならば...」