Mario Gotze, DortmundGetty

ドルトムントCEO、ゲッツェの巻き返しに期待「きっと良い試合を見せてくれるだろう」

ボルシア・ドルトムントに所属するMFマリオ・ゲッツェは新体制の下でまだリーグ戦に出場していない。それでもクラブのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEO(最高経営責任者)は「今季ドルトムントのために良い試合を見せてくれることを確信している」と期待を口にした。

ゲッツェは、ルシアン・ファーヴル新監督にはこれまでベンチには置かれるもリーグでの出番は与えられず。2014年ワールドカップでのファイナル、アルゼンチン戦では決勝弾を挙げた英雄だけあって、ドイツ国内ではこの人事はとりわけ注目を浴びている。

元ドイツ代表のローター・マテウス氏は先日、ドイツ『スカイ』で「ゲッツェは2014年W杯やその前の調子に戻っていない。それから2クラブで、複数の監督の下でプレーしているので、監督のせいにはできない」と述べ、「8番(インサイドハーフ)としては守備力が不足し、9.5番(1.5列目)のポジションはファーヴルのシステムには存在しない」とも指摘。「(ユリアン・)ヴァイグルの場合は出て行く意味はないと思うが、マリオに関しては違うだろう」と他のクラブへの移籍を視野に入れるべきだと話していた。

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これに対し、ヴァツケCEOは『ヴェストフェーリシェ・ルンドシャウ』で反論。「マリオは現在すべてに関して正しく取り組んでいる。良いトレーニングをして、下を向くことなくアピールを続けており、完全に集中している」と強調すると「彼は我々のチームの重要な要素であり、今季きっとドルトムントのために良い試合を見せてくれると信じている」と今後チャンスが訪れる期待を込めながら語った。

さらにマテウス氏には、「彼はご意見番として、挑発的な説を立てなければいけないのは知っている。だが、ドイツが誇る最も偉大な選手として、マリオのことをそっとして、追撃するような発言を控えてくれれば、と思う」と呼び掛けている。

チャンピオンズリーグ・グループリーグがいよいよ開幕を迎えるなか、ファーヴル監督はゲッツェ、そしてここまでベンチに含むことすらなかった日本代表MF香川真司らの起用を検討するのだろうか。

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