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テストされるのはロシアW杯組?森保ジャパン10月シリーズ23人から見えるもの

17:46 JST 2018/10/04
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日本サッカー協会(JFA)は10月4日、10月12日・16日のキリンチャレンジカップ2試合(12日・パナマ戦、16日・ウルグアイ戦戦)に臨む日本代表メンバー23人を発表した。

森保ジャパン2度目のメンバー発表となった。9月のコスタリカ戦で結果を出した中島翔哉や南野拓実、伊東純也などに加え、今回はロシア・ワールドカップに出場したメンバーが“復帰”した。ここでは、かねてより代表を密着取材する飯尾篤史氏に、今回のメンバー23人から見えてくる森保一監督の意図や強化プランを読み解いてもらった。

■9月から誰が外れて誰が再びチャンスを得たのか

気になったのは、新たに招集された顔ぶれよりも、引き続き選出されたメンバーのほうだった。誰が外れて、誰が再びチャンスを得たのか。

3-0と完勝し、最高の船出を飾った9月11日のコスタリカ戦から約1カ月、パナマ、ウルグアイとのキリンチャレンジカップ(10月12日、16日)に向けて森保一監督は、事前に報じられていたように、ロシア・ワールドカップに出場した選手たちを日本代表に復帰させた。
呼び戻されたのは、長友佑都(ガラタサライ)、吉田麻也(サウサンプトン)、酒井宏樹(マルセイユ)、原口元気(ハノーファー)、柴崎岳(ヘタフェ)、大迫勇也(ブレーメン)の6人。彼らはいずれもワールドカップでスタメンを張った主力である。

一方、外れたのは、車屋紳太郎(川崎フロンターレ)、天野純(横浜F・マリノス)、守田英正(川崎フロンターレ)、植田直通(セルクル・ブルージュ)、伊藤達哉(ハンブルガーSV)。実は、彼らにも共通項がある。5人ともコスタリカ戦ではベンチスタートだったのだ。

裏を返せば、コスタリカ戦の先発メンバーは全員、選出されている。つまり、彼らは指揮官へのアピールに成功した、ということだろう。

前回、地震の影響でチリ戦が中止になってしまったのだから、起用できなかった選手を再び招集し、テストをするという考えがあってもいい。しかし、森保監督は来年1月に開催されるアジアカップに向けて、チーム作りを進めることを選んだわけだ。

初陣で結果を残し、コアメンバーに名乗りをあげた選手たちに、ワールドカップの主力たちが加わり、アジアカップを戦うメンバーがおぼろげながら見えてきた――。
そう感じていたのだが、指揮官の言葉に耳を傾けると、どうやらそれは、早合点のようだ。

「ひとつはチームを成長させるコンセプトを浸透させていくこと、もうひとつは選手が前回から入れ替わっているので、選手の特徴やコンディション、チームの融合を把握したい。戦術浸透と、個人、チームとしてどう機能するか見たいと思います」

2連戦のテーマについてそう答えた指揮官はさらに、所属クラブで出番の少ない柴崎と原口について、こんなふうに語ったのだ。

「ふたりはクラブで出場機会に恵まれていないが、世界で実力を発揮した選手たちなので、チームに加わってほしい。トレーニングは積めているようなので、我々の活動に加わってもらってコンディションを見極め、今後の活動をどうしていくか見ていきたい」

■アジアカップまで、まだまだメンバーは入れ替わる

こうした言葉を踏まえると、テストされるのは、新たに迎え入れられるワールドカップメンバーのほうだろう。指揮官にしっかりとアピールできなければ、ベネズエラ、キルギスと戦う11月シリーズ(16日、20日)ではお呼びが掛からないかもしれない。実際、森保監督は「本来はワールドカップのメンバー全員を招集して見てみたかった」「本来は招集したい選手がたくさんいる。今回招集した選手がアジアカップにどれだけ残っていくか。全員か、少数か。そこは実力の世界」とも話しており、アジアカップまでまだまだメンバーが入れ替わる可能性がありそうなのだ。

だとすれば、ワールドカップのメンバーで今回招集されなかった香川真司(ドルトムント)、乾貴士(ベティス)、武藤嘉紀(ニューカッスル)、宇佐美貴史(デュッセルドルフ)も今後、代表に戻ってくる可能性は十分あるだろう。

パナマもウルグアイもロシア・ワールドカップに出場したチーム。しかも、ウルグアイはエディソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)やルイス・スアレス(バルセロナ)といったレギュラーメンバーも来日する予定だ。世界レベルの名手たちと、どれだけやれるか。

「前回はロシアに行けなかった選手の中で力のある選手と、ロシアに行ったが出場機会のなかった選手、海外で活躍する若い選手を招集した。今回は前回を踏まえて新たな選手を加えてチーム作りを進めていきたい。我々のコンセプトを踏まえて化学反応を見ていきたい」という言葉を聞くと、指揮官の頭の中には、アジアカップまでのチーム作りの設計図が明確に描かれていることが分かる。

チームの成長、コスタリカ戦のメンバーとワールドカップメンバーの化学反応、海外組のコンディション――。この3つをポイントに10月シリーズの森保ジャパンを見定めたい。

文=飯尾篤史

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