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セリエBでオミクロン株が猛威…活動停止クラブ相次ぎ年末に予定の全試合を延期

セリエB(イタリア2部)は23日に緊急会議を行い、年末に予定されていたすべての試合を延期することを発表した。

新型コロナウイルスのオミクロン株が猛威を振るうイタリア。セリエBにおいても複数のクラブにおいて爆発的感染拡大が続いている。セリエBはこれを受け、選手およびファンの健康を守るため、26日および29日に予定されていた第19節および第20節のすべての試合を延期することを決定した。

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新型コロナウイルス陽性者は、アスコリやモンツァ、ヴィチェンツァなど9クラブで確認されており、特にスパルの状況は深刻。選手やチームスタッフを含めて約20人が陽性反応を示した。一方ヴィチェンツァは、先週末の対戦相手レッチェに陽性者が発生したため、キックオフを迎えることなく遠征先から帰還したが、その後クラブ内で複数の陽性者を確認。チームのトレーニングは即時取りやめとなった。またヴィチェンツァやスパルだけでなく、モンツァも地元保健当局により活動の停止を指示されている。このほかアレッサンドリアやピサではそれぞれ5人の陽性を確認。アスコリ、ブレシア、コモではチーム内にそれぞれ1人の陽性者が発生した。

リーグの主催者であるレーガ・セリエBのマウロ・バラータ会長は、『スカイスポーツ』のインタビューにおいて「残念ながら我々もオミクロン株の問題に直面した。ウイルスは複数のクラブで確認されており、本日、すべてのクラブとの間で意見交換が行われ、次の2節を延期することを決定した」と話した。

なお延期となった26日(第19節)および29日(第20節)の試合は、それぞれ来年1月15日および22日へと後ろ倒しとなり、2月15日および22日を新たに試合日とする。また第18節で延期となったベネヴェント対モンツァおよびレッチェ対ヴィチェンツァは1月13日に実施する。

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