6日のリーガ・エスパニョーラ第36節、アトレティコ・マドリーは本拠地ワンダ・メトロポリターノにエスパニョールを迎える。前日会見に出席したディエゴ・シメオネ監督は、キケ・サンチェス・フローレス監督を解任し、新たにダビド・ガジェゴ監督が率いるエスパニョールに対する警戒感を表している。
「エスパニョールに対する私たちの見解から、試合の解決法を探していく。彼らは監督を代えて、プレーのフィロソフィーを変えた。現在はよりコンパクトとなり、ポゼッションとともに流れるようなプレーを実現しようとしている。ジローナ戦はうまくいっていた」
また、バルセロナ移籍が盛んに報じられる状況のFWアントワーヌ・グリーズマンについての問いには、「エスパニョール」と返答して目前の試合に集中していることを強調。そしてFWフェルナンド・トーレスが、アトレティコはタイトル獲得の野心を持つことで、重要な選手を残留させられると述べたことについて意見を求められると、こう返している。
「個々人の状況について考えることはない。が、クラブが成長を続けていくために、重要な選手たちが残るよう働いている。私たちはチーム、クラブのことだけを考えている」
「もちろん、大きな目標に到達すれば、ここにやって来ることを望む選手たちが現れる。それはクラブにとって素晴らしいことだ」
ヨーロッパリーグ準決勝アーセナル戦のファーストレグで審判に暴言を吐いたことにより、UEFA競技委員会から4試合のベンチ入り禁止処分を下されたシメオネ監督。そのことについて問われたアルゼンチン人指揮官は、UEFAにも不備はあると“カウンター”を仕掛けた。
「(UEFAには)改善すべきことがあるんじゃないだろうか。彼らには、セカンドレグをホームで戦うチームが困難に陥っていることを理解してほしい。アウェーチームは延長戦の30分間もアウェーゴールが2倍になるが、ホームチームはそうした利点を得られない。スポーツの正当性という点において、そのことにも目を向けてほしい」
「セカンドレグをアウェーで戦うチームが、ゴールが2倍になる時間をより多く手にする。そうなる理由は説明ができない。彼らはそうしたことにも目を向けられるし、すべてを正当なものとするために手を差し伸べてくれるはずだ」
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