22日付のスペイン『マルカ』は、レアル・マドリーMFマテオ・コバチッチが、同チームを率いるジュレン・ロペテギ監督に退団を直訴したことを報じた。
ロシア・ワールドカップ開催中に「マドリーでレギュラーを張るのが難しいことは分かっている。僕は若くしてここに加わったから。最善であるのは、レギュラーとしてプレーできる他クラブに移籍することだ」と、今夏にレアル・マドリーを退団する意思を表明したコバチッチ。その意思は今も変わっておらず、退団へ向けて着実に歩を進めているようだ。
『マルカ』によると、まだバケーション中のクロアチア代表MFは、ワールドカップ決勝からわずか5日後となる13日に、ロペテギ監督と話し合うためにレアル・マドリーの練習場を訪れた。レアル・マドリー新監督は残留するよう説得したようだが、コバチッチの意思は固く、退団を認めるよう請願したとされる。
また同紙曰く、コバチッチにはマンチェスター・シティ、バイエルン・ミュンヘン、ユヴェントス、リヴァプールなどのビッグクラブが興味を示し、すでに代理人とコンタクトを取った模様。各クラブはMFカセミロ、MFルカ・モドリッチ、MFトニ・クロースの存在によって常時出場がかなわない同選手に、より重要な役割を与える意向を伝えたようだ。
その一方でレアル・マドリーは、当初はコバチッチの放出を頑なに拒んでいたものの、ここに来て態度を軟化させ始めている様子。スペインの首都クラブは、最低5000万ユーロの移籍金で、クロアチア代表MFを放出することを検討し始めているという。
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