3日に行われたリーガ・エスパニョーラ第11節、バルセロナは敵地バジェカスでのラージョ・バジェカーノ戦で3−2の勝利を収めた。エルネスト・バルベルデ監督は、チームの攻撃方法を変化させたことが功を奏したとの見解を示している。
11分にFWルイス・スアレスが先制点を決めたバルセロナだが、その後立て続けにラージョの得点を許して一時逆転された。このためバルベルデ監督はMFアルトゥーロ・ビダル、FWムニルを入れてクロスを中心とする攻撃を実践。すると87分にFWウスマン・デンベレ、90分にL・スアレスが得点を決めて、土壇場でラージョを抜き返している。
試合後会見に出席したバルベルデ監督は、チームが普段のポゼッションフットボールではうまく決定機をつくれず、そのために違う形でゴールを狙う必要性があったことを説いた。
「私たちはゲームを支配することを目指したが、攻撃が少し詰まってしまった。深みのある攻撃が欠けていたんだよ。少しずつ勢いを手にした彼らに2ゴール目を決められてしまったたことで、私たちは思い切らなければならなかった。クロスを蹴ることでね」
「危険な場面を生み出すために、ゲームをコントロールしているだけではダメだという感覚があった。だから違う形の攻撃を試すことになったんだ。とにかく、ピッチ上にはチームスピリットがあって、私たちはその褒賞を手にしたんだよ」
「私たちはポジショナルな攻撃を見事にこなせる。が、誰かがパスを通さなければならない。先制点はそうして決めたものだった。もしラストパスが欠ければチャンスは少なくなるし、私たちはそのために継続性を欠いてしまった。ポジショナルな攻撃でも、ガツンとしたものが必要だ」
勝ち点を24として首位を走るバルセロナだが、バルベルデ監督は今季リーガが厳しい競争になっているとの見解を述べる。
「リーガは難しい。チャンピオンズに出場している全チームが苦しんでいる。勝利することが難しいと実感するために、ときには敗戦することも必要だろうね」
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