インテルのコーポレートCEOを務めるアレッサンドロ・アントネッロ氏が、イタリアラジオ局『Radio 24』の番組に出演し、クラブについて語った。
昨シーズン、11年ぶりとなるスクデットを獲得したインテル。しかしその立役者となった指揮官のアントニオ・コンテやエースのFWロメル・ルカク、DFアクラフ・ハキミらが今夏、相次いでチームを去った。インテルは、シモーネ・インザーギの下で再出発すると、元ローマのFWエディン・ジェコらを獲得して補強を図ったが、リーグ戦12試合を終えて7勝4分1敗の成績で3位。上位のナポリやミランとは7ポイントの差がついた。アントネッロCEOは、クラブを巡って不信感が漂っていることについて弁明した。
「クラブは中長期の計画で取り組んでいる。幹部一同は、クラブに対して不信を抱かれていることを残念に思う。残念なことに、インテルのサポーターからも信用されていない。しかしオーナーによる惜しみない努力は、これまでの投資だけでなく、11年ぶりのスクデットをもたらした競争力のあるチームを作り上げたことでも証明したはずだ。また、重要な選手との契約更新には、高いレベルのトップチームを維持しようという意思が表れている」
インテルが現在、契約延長交渉を進めているのがMFマルセロ・ブロゾヴィッチ。契約期限は来年6月に迫っている。アントネッロCEOはクロアチア人MFについて、「近年、能力を示してきた通り重要な選手だ。我々の戦略において必要だ」とコメントした。
最後にインテルCEOは、今シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)やスクデット争いについて言及した。
「CLでの16強を長らく望んできた。インザーギがグループステージ突破の夢を見させてくれるよう願っている。リーグ戦は、ミランとナポリが強く、魅力的なシーズンになっている。私は1ファンとして、インテルが最後まで競争を続けることができるよう願っている。目標はゲン担ぎのため、言葉にしたくない」