3日のチャンピオンズリーグ(CL)・グループA第2節、アトレティコ・マドリーは本拠地メトロポリターノでのクラブ・ブリュージュ戦を3−1で制した。
メトロポリターノ(UEFAが認めていないため、スポンサーのワンダの名は外れる)で、今季初めてCLアンセムが鳴り響く。ここは6月1日のCL決勝開催地であり、今季最後にアンセムが鳴り響く場所でもある。悲願の欧州制覇をここで達成することを夢見るアトレティコは、GKオブラク、DFヒメネス、ゴディン、ルーカス、MFアリアス、トーマス、レマル、コケ、サウール、FWグリーズマン、ジエゴ・コスタをスタメンとして起用。3−5−2のクラブ・ブリュージュに合わせて、3バックを採用している。
序盤からボールを保持するアトレティコは、鋭い縦パスによる展開から時折敵陣深くまで侵入するものの、決定的なシュートを放つまでには至らず。それでも26分、CKの流れから幸先良く先制に成功した。レマルのスルーパスをペナルティーエリア内右のグリーズマンが受け、厳しい角度から針の穴に糸を通すようなグラウンダーのシュートを沈めた。
先制したアトレティコは、クラブ・ブリュージュが攻めに出ざるを得なくことで得意のカウンターも生かしながら追加点を狙いたかったところだが、40分に問答無用のゴラッソを決められてリードを失う。ペナルティーエリア手前からダンジュマにミドルシュートを放たれると、スピードありながら弧を描くボールがGKオブラクを破っている。シメオネ監督はハーフタイム、筋肉系の怪我を負ったCBヒメネスとの交代でSBフィリペを投入。システムを4−2−3−1とする。
いつもの4バックに戻したアトレティコは、前半よりも効果的な攻撃を披露。シメオネ監督は63分、トーマスをアンヘル・コレアに代えて攻勢を強める。するとその4分後、エースのグリーズマンが再びチームにリードをもたらした。67分、グリーズマンのスルーパスからD・コスタがペナルティーエリア内左に侵入。D・コスタが一度切り返してからバックパスを送り、飛び込んだ背番号7が左足でシュートを放つと、ボールはDF2枚を股を抜けて枠内に突き刺さっている。
再びリードを得たアトレティコだが、得点場面でD・コスタが負傷したらしく、シメオネ監督はロドリゴに代えて交代枠を使い切った。終盤、ホームチームはクラブ・ブリュージュの意地の攻勢を見せて自陣に押し込まれ、攻撃の機会があってもA・コレアが絶好の決定機を外すなど点差を広げられない。
メトロポリターノは少しナーバスになったが、しかしまたもグリーズマンがその存在感を発揮。フランス代表MFは94分、力強いドリブルでペナルティーエリア内左に切れ込んでボールを折り返し、これを受けたコケが柔かいシュートでネットを揺らした。試合はそのまま終了のホイッスル。今季CLの終着地となるメトロポリターノで勝利を飾ったアトレティコは、勝ち点を6に伸ばして、同日にモナコを下したボルシア・ドルトムントと並走している。
なおシメオネ監督は試合後、グリーズマンについて「私にとっては世界最高の選手だ。彼はワールドカップで優勝を果たし、レアル・マドリーとバルセロナが支配するリーグ戦でチームを2位に導いた存在なんだよ。自分にとっては世界最高の選手で間違いない」と語り、その重要性を説いていた。
■試合結果
アトレティコ・マドリー 3-1 クラブ・ブリュージュ
■得点者
アトレティコ・マドリー:グリーズマン(26分、67分)、コケ(94分)
クラブ・ブリュージュ:ダンジュマ(40分)
▶UEFAチャンピオンズリーグ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
【DAZN関連記事】
● DAZN(ダゾーン)を使うなら必ず知っておきたい9つのポイント
● DAZN(ダゾーン)に登録・視聴する方法とは?加入・契約の仕方をまとめてみた
● DAZNの番組表は?サッカーの放送予定やスケジュールを紹介
● DAZNでJリーグの放送を視聴する5つのメリットとは?
● 野球、F1、バスケも楽しみたい!DAZN×他スポーツ視聴の“トリセツ”はこちら ※提携サイト:Sporting Newsへ





