セリエC(イタリア3部)モンツァのオーナーのシルヴィオ・ベルルスコーニ氏が、古巣であるミランの指揮官ジェンナーロ・ガットゥーゾを批判した。イタリアメディア『ANSA通信』が伝えている。
ベルルスコーニ氏は先日、ミラノ近郊に拠点を置くモンツァを買収。約1年半ぶりにサッカークラブ経営へと乗り出した。しかし今でも31年間にわたり名物会長として活躍した古巣ミランのことが頭を離れないようだ。2トップの後ろにトップ下の選手を置くフォーメーションを好む元会長は、1トップが主流のガットゥーゾの戦術に物申した。
「ガットゥーゾのミランは1トップでプレーしていても好きか? いや、私は嫌いだ。(ゴンサロ)イグアインは、ミランが長年、必要としていたストライカーと言える。だがなぜ、スソのようなセカンドトップのサポートをつけないのか理解に苦しむ」
ベルルスコーニ氏はセリエAへの興味を否定しつつ、21日に行われるインテルとのミラノダービーを観戦するようだ。
「私はサッカーが大好きなんだが、セリエC限定だよ。今はセリエAについて何も分からない。興味があるのはモンツァだけだ。ダービーは、ミランのフォーメーションや戦術にガッカリしながらテレビで観戦するつもりだよ。(2トップが良いことは)私でも分かる。(カルロ)アンチェロッティや(ファビオ)カペッロでもわかることなのに、なぜ現指揮官には理解できないのだろうね」
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