「おとぎ話みたいです」復帰戦決勝弾の宮市亮、現役引退もよぎった苦悩を吐露

21日に行われたブンデスリーガ2部の試合で、ザンクト・パウリの宮市亮が2年4カ月ぶりとなるリーグ戦のゴールを決めた。試合後、これまでの苦悩を明かしている。

現地時間21日、ザンクト・パウリの宮市亮がリーグ戦第6節のインゴルシュタット戦でゴールを記録し、チームを1－0の勝利に導いた。

これまで宮市は負傷もあり、長らくトップチームでは出場機会がなく、公式戦では2017年5月31日以来の出場となった。また、リーグ戦のゴールは2016年5月15日以来となった。試合後ザンクト・パウリの公式メディアを通して、宮市本人が喜びのメッセージを発している。

「（公式戦4連敗中だったため）とても大事な試合でした。90分間、みんなファイトし、勝利のためにすべてを注ぎ込みました。最後はうちが勝つことができて、幸せです。復帰戦で決勝点を挙げることができて、最高の気分ですね」

MFエルシン・ゼヒルからのフィードをどうゴールに結びつけるか、瞬間の判断については「足でシュートをするか一瞬考えましたけど、幸いなことにヘディングを選択しました。GKの位置も見えていたので、彼の上を超えるように合わせました」と振り返っている。

復帰戦でゴールを決めたことについて「何かおとぎ話みたいです。数カ月前には再び負傷し、プレーできませんでしたからね。実際に現役を続けられるのか、とも考えました。でも今日復帰して、僕がゴールを決めてチームが勝ちました。もう最高ですね」

トップチームで久しぶりに結果を残した宮市は「U－23チームでもう何度かフル出場したので準備はできています。でも途中出場も考えられますよ。そうすれば、今日みたいに自分の速さを生かせるので」と続け、今後に向けて意気込みを示している。

また、試合後に宮市は自身のSNSで次のように喜びのメッセージを綴っている。

「復帰に関わって下さった方々のおかげで、公式戦に復帰し、得点をとり、勝利を飾ることができました。素直に嬉しいです。ひとまず、この場を借りて支えてくださった全ての方々にお礼させて下さい。まだシーズン始まったばかりなので、また切り替えて、頑張ります！これからも引き続きよろしくお願いします！」