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「そこらじゅうに血が流れていて…」

10日からアンゴラで開催されるアフリカ・ネーションズカップへと向かっているトーゴ代表選手団のバスが、現地のゲリラに襲われた事件で、代表選手の一人であるMFギヨーム・ブレネールがGoal.comの電話インタビューに答えてくれた。

同選手は、昨年10月14日のキリンチャレンジカップ出場のために来日。背番号8を着け、日本代表戦にフル出場していた。そのトーゴ代表MFが、襲撃の瞬間の様子、現在の心境について語った。

―襲撃の後、どうされていますか?
「私は大丈夫だ。でも今のところ、襲撃で負傷したチームメートに関する情報はない。それには不満がたまっているけど、私たちはただ、家族に会うことだけを考えている」

昨日、何が起こったのですか? 何をご覧になったのですか?
「アンゴラの国境を越えて5分ほど過ぎた後、一瞬にしてすべての窓ガラスが壊れたんだ! どこからそうなったのか分からなかった! 私たちはシートの下に隠れたが、そこらじゅうに血が流れていて、叫び声を上げている選手もいた。護衛の人が私の命を救ってくれて、相手の攻撃者は逃げていった。彼らが私たちの命を守ってくれた。バスの運転手には悲しい瞬間となってしまった。私たちは皆、彼の家族のことを知っているんだ。護衛者が来なかったら、あいつらは私たちを一人ひとり殺していっただろう」

アフリカ・ネーションズカップでプレーすることができると思いますか?
「そうは思わない。今はただ、家族に会いたい。(どうなるかは)今日のうちに分かるだろう(日本時間9日22時現在、まだ正式な発表はなされていない。)。今のところはっきりしているのは、私たちはプレーすることができないということだ」

この大会は中止されるべきだと思いますか?
「いくつかの間違いが起こってしまったと考えている。現状、安全が何よりも大事なのだから、大会は中止されるべきだと言いたい。今年、ワールドカップがアフリカで開催される。こういったことは、そちらにとってもあまり良くないことだ」

トーゴ代表はアフリカ・ネーションズカップに出場するためにアンゴラへ向かう途中、カビンダにて襲撃を受けた。バスの運転手1人が死亡し、選手2人を含む9人が負傷していた。この襲撃に関しては、カビンダの独立を求めるカビンダ解放戦線(FLEC)が犯行声明を出している。

アフリカサッカー連盟は、大会を予定どおり開催することを決定している。

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