コラム:セビージャは2強の牙城を崩せるか?

マドリー、バルサを追う3番手の存在

2009/10/01 2:11:17

Navas, Luis Fabiano, Kanoute, Rangers, Sevilla (MARCA)
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Navas, Luis Fabiano, Kanoute, Rangers, Sevilla (MARCA)

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今世紀に入ってから、2強の時代が続いているリーガ・エスパニョーラ。レアル・マドリーとバルセロナは予算の面でも収入の面でもケタ違い。つねに片方、あるいは両方が優勝争いに絡んでいる。

このため、アスレチック・ビルバオやアトレティコ・マドリー、エスパニョールのサポーターから、サッカーにはまったく関心のない普通の人まで、スペイン人なら誰でも優勝するのはマドリーかバルサのどちらかだと思っている。

迎えた新シーズン。2強以外のチームも開幕前に積極的な補強をしていたため、マドリーとバルサの一騎打ち以上の戦いが期待されていた。しかし、ここまでは期待通りの展開にはなっていない。昨シーズン、4位と5位だったアトレティコ・マドリーとビジャレアルは、それぞれ18位と19位に沈み、すぐには巻き返せそうにもない。

しかも、両チームともヨーロッパの舞台にも臨んでいる。ビジャレアルはヨーロッパリーグでなかなかの成績を残しているが、チャンピオンズリーグに挑戦中のアトレティコは低調で、今後も苦戦が続きそうだ。また、昨シーズンは6位に終わり、チャンピオンズリーグ出場を逃したバレンシアも、移籍が噂されていたビジャやシルバ、マタといったビッグネームをキープできたものの、不安定な戦いが続いている。順位は7位だが、5試合で7ポイントも落としている。

トップに立っているレアル・マドリーを得失点差で追うバルセロナを除けば、昨シーズンのトップ6で好調をキープできているのはセビージャのみ。たった5試合消化した時点で時期尚早だという人もいるかもしれないが、2強が滅多にポイントを落とさない中、彼らに挑戦するチームが早々とポイントを失うようでは、すぐに大差がついてしまう。

セビージャは現在3位。2強とのポイント差も3に抑えているし、チャンピオンズリーグでも比較的楽なグループに入り、決勝トーナメント進出が有力視されている。ただ、先は長い。最後まで2強に食らいつき、リーガとチャンピオンズリーグの両方で結果を出せるのか?

今シーズン、セビージャに対する評価は高い。夏の間に戦力アップにも成功した。これまでは補強で大金を使うより、選手の放出で大金を得ることで知られていたデル・ニド会長。レジェスやセルヒオ・ラモス、ジュリオ・バチスタを放出して来たが、今シーズンは珍しく大盤振る舞い。コートジボワール代表のゾコラに加え、レアル・マドリーのカンテラ(ユース)出身のネグレドをクラブ史上最高額で獲得した。

ミランやマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が噂されたルイス・ファビアーノを慰留できたのも、デル・ニド会長の手腕の賜物。今やブラジル代表のエースとなったストライカーを放出していたら、かなりの大金を得られたはずだ。しかし、会長はルイス・ファビアーノのゴールにより、チャンピオンズリーグでクラブの名を挙げるほうを優先した。

ネグレド、ルイス・ファビアーノ、カヌーテの3人を揃え、ヨーロッパでも屈指のフォワード陣を誇るセビージャ。おかげでヒメネス監督はリーガ、チャンピオンズリーグ、コパ・デル・レイと3つの舞台でローテーション制を採用することができる。

さらに、セビージャのカンテラ・システムはヨーロッパでも定評があり、有望な若手を数多く輩出している。ヘスス・ナバスと、ケガに悩まされた時期を乗り越え、代表にも復帰したディエゴ・カペルの両ウィングに加え、アルゼンチン出身のディエゴ・ペロッティなど、楽しみなメンバーを揃えている。

確かに序盤は期待されながら、終盤に失速するチームは多い。それでも、セビージャはリーガで2強に挑みつつ、それ以上に2度目の挑戦となるチャンピオンズリーグでの躍進に強い意欲をみせている。

29日のチャンピオンズリーグではアウェーでレンジャーズと対戦。今後に向けた試金石となるゲームに4-1と大勝した。そして、週末にはレアル・マドリーをホームに迎える。ネグレドやルイス・ファビアーノにとっては、ギャラクティコのお株を奪う輝きを見せるチャンスとなる。

Cyrus C.Malek,Goal.com

 
 
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