ジャーメイン・デフォー、独占インタビュー

「兄弟の死を乗り越えて…」

2009/09/16 4:32:50

EPL: Jermain Defoe, Tottenham - Portsmouth (PA)
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EPL: Jermain Defoe, Tottenham - Portsmouth (PA)

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ファビオ・カペッロ監督がイングランド代表を初めて率いた試合では、負傷したカブリエル・アグボンラホールの代わりにメンバーに滑り込んだに過ぎなかったジャーメイン・デフォー。それが今や飛ぶ鳥を落とす勢いだ。

トッテナムのエースは、代表でもここ3試合で6ゴールと絶好調。本人もキャリア史上最高のコンディションだと自信を深めていて、代表でもクラブでも豊富な運動量と得点能力の高さで観る者を驚かせている。

好調の秘密はどこにあるのか? コンスタントにトレーニングメニューをこなし、健康にも気を配り、ジャンクフードも口にしないというデフォー。兄弟の死をきっかけに自分自身を見つめ直し、トッテナムとイングランドのために戦えることに幸せを感じているという。

異母兄弟が路上で襲撃され、亡くなるというショッキングな出来事があったのは今年4月。「ジェイドはまだ26歳だったんだ。僕ら家族にとって彼の死は本当に辛かった」と振り返る。「ピッチに立っているときだけはサッカーに集中できる。大好きなサッカーができているんだと思うと、また幸せを感じられるんだ。今はスパーズと代表でのプレーに打ち込んでいるよ。夏の間も特別なことは何もしなかった。また全力でプレーできるよう、ゆっくり休みを取っただけでね」。

代表でもクラブでも監督との関係は良好なようで「監督たちは本当に素晴らしくて、僕の良いところを引き出してくれる。こんなによくしてもらえて感謝している」とコメント。 とりわけ「今の僕は信じてくれる監督やスタッフがいるクラブでプレーできている。だから良いプレーができているんだと思う。応援してくれているサポーターにも、感謝しているよ」とハリー・レドナップ監督やクラブへの信頼をのぞかせた。

「僕は監督やコーチたちに言われたプレーをして、トレーニングをしているだけさ。おかげでずいぶん強くなれた気がするし、精神的にもタフになれた。ジェイドの死を乗り越えるには、信仰も助けになったよ」

次に、8月に開幕したプレミアリーグでのゴールラッシュ(5試合5ゴールで得点ランクトップタイ)について質問すると、チームメート全員のおかげだと謙虚だった。

「僕だけじゃなくチーム全体がここまですごく良い感じなんだ。自分ではプレシーズンから調子の良さは感じていたし、コンディションも上々で手応えはあった。でも、忘れてほしくないのは、メンバー全員が一丸となっているから、観ている人たちを驚かすようなプレーができている。僕らが強くなったから、相手はホワイト・ハート・レインでやりづらくなったと思っているはずだよ」

また、ウェストハム、ポーツマス時代にも師弟関係だったレドナップ監督については「監督はチームに良い流れをもたらしてくれている。僕らもこのまま良いプレーを続けて、何らかのタイトルを取りたい」と恩返しを誓った。

イングランド代表についても、カペッロ監督の下で自分は一層羽ばたけるし、チームも2010年のワールドカップで新たな歴史を刻める可能性があると自信をのぞかせた。

「アカデミーでやっていた頃から、代表のエースになりたくて毎日練習していた。自分の国を背負って戦えるのは誇りだし、今はその立場を楽しんでいる。メンバーに入る前から、代表戦にはいろいろと思い入れがあって、本当に夢中だったんだ。特に印象的だったのは、EURO96のスコットランド戦でガッザ(ポール・ガスコイン)が決めたゴールだね。ほかにも思い出は尽きないけど、ガッザをはじめいろんな人のゴールを観て、僕ももっと練習してうまくなりたいと刺激を受けていた」

そして、デイヴィッド・ベッカムの例を引き合いに出し、今の自分があるのも挫折を経験したからだと話してくれた。

「2006年のワールドカップでメンバーに入れなかったことには、本当にガッカリした。今でもあの悔しさは忘れていないよ。予備メンバーとしてドイツには行ったけど、開幕したら帰国させられるのは分かっていたから」

「でもあの思いをどう活かすかが問題なんだ。悔しさをバネに成長した自分をアピールして、チャンスをもらったときに応えられるかどうかだよ。例えばベッカム。非難の的になった時期もあったけど、それを乗り越えて今でも代表に名を連ねている」

さらに、ウェイン・ルーニーへのライバル意識については「ルーニーとの2トップは楽しいし、ほかのメンバーとも仲良くやっている。彼はテクニックを持ったプレーヤーで、たくさんボールに触りたいタイプ。代表に対する思い入れも強いしね。それは僕らもみんな一緒だけど。互いに学んで、相手をサポートできるよう頑張っている。プレミアでやっているときはライバルでも代表では違うよ」とコメント。

最後に、デフォーは今後の抱負を次のように述べた。

「僕の願いはワールドカップに出場して、決定的な仕事をすることさ。今のイングランドは良いプレーができているし、僕も監督からチャンスをもらえている。8月のオランダとのフレンドリーマッチには勝てなかったけど(デフォーが2点を挙げるも2-2のドロー)、その後のスロベニア戦(デフォーの決勝弾で2-1で勝利)、それから予選のクロアチア戦(5-1で勝利)で良い結果を残せたのは本当に最高だった」

「今はみんな僕らとの対戦を避けたいくらいじゃないかな? でも、油断せずに良い準備をしたいね。ホントはすぐにでもワールドカップを戦いたいくらいだけど、南アフリカへ行くまでにはまだ時間があるから」

Mohammed Bhana,Goal.com

 
 
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